紀元前663年 - 古代オリエント世界の統一

アッシリア王アッシュールバニパルが古代エジプトを併合
アッシュールバニパル
紀元前663年、アッシリア王アッシュールバニパルは、エジプトの首都テーベを陥落させ、古代オリエント世界を統一した。

アッシュールバニパルは、広大なオリエント世界を支配するために、各地の情報を首都ニネヴェに収集した(ニネヴェの王立図書館)。楔形文字を刻んだ粘土板群が19世紀に発見され、古代メソポタミアの文明の全貌が明らかとなった。
紀元前627年頃、アッシュールバニパルが死去すると王位継承の争いが起き、地方では新バビロニアやメディアが自立し、エジプトも第26王朝が復活した。
紀元前612年、新バビロニアとメディアの連合軍が首都ニネヴェを制圧し、アッシリア帝国は滅亡する。この後の古代オリエントは、新バビロニア、メディア、エジプト、リディアの4国が並立する時代となる。

この時代の世界

-725 -675 -625 -575 -525 -475 -663 古代オリエント世界の統一 -690 -627 アッシュールバニパル -700 -664 ネコ1世 -640 -595 ネコ2世 -586 -538 バビロン捕囚 -640 -598 ヨヤキム -650 -585 エレミヤ -610 -562 ネブカドネザル -600 -529 キュロス2世 -624 -546 タレス -582 -496 ピタゴラス Tooltip
(この項おわり)
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