
紀元前627年頃、アッシュールバニパルが死去すると王位継承の争いが起きた。アッシリアは軍事力による過酷な支配であったため、被支配者の諸民族が反発し、地方では新バビロニアやメディアが自立し、エジプトも第26王朝が復活した。
紀元前612年、新バビロニアとメディアの連合軍が首都ニネヴェを制圧し、アッシリア帝国は50年で滅亡する。この後の古代オリエントは、新バビロニア、メディア、エジプト、リディアの4国が並立する時代となる。
再びオリエントを統一するのは、紀元前550年に建国したアケメネス朝ペルシアである。
紀元前612年、新バビロニアとメディアの連合軍が首都ニネヴェを制圧し、アッシリア帝国は50年で滅亡する。この後の古代オリエントは、新バビロニア、メディア、エジプト、リディアの4国が並立する時代となる。
再びオリエントを統一するのは、紀元前550年に建国したアケメネス朝ペルシアである。
この時代の世界
(この項おわり)
アッシュールバニパルは、広大なオリエント世界を支配するために、各地の情報を首都ニネヴェに収集した(ニネヴェの王立図書館)。楔形文字を刻んだ粘土板群が19世紀に発見され、古代メソポタミアの文明の全貌が明らかとなった。