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理系の経営学 | ||
著者 | 宮田秀明 | ||
出版社 | 日経BP | ||
サイズ | 単行本 |
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発売日 | 2003年04月 | ||
価格 | 1,760円(税込) | ||
ISBN | 9784822243302 |
経営は本来、ひとつのシステムを対象に、明確で論理的なプロセスを経て行われるべきものである。ゆえに理系の世界で尊重されるような科学的論理性を可能なかぎり導入しなければ、普遍的な進歩は期待できないものなのだ。天才や幸運に期待するわけにはいかない。(16ページ)
概要

松下幸之助、本田宗一郎‥‥かつて、日本経済を支えたのは理系の経営者であった。著者の宮田さんは、「経営は本来、ひとつのシステムを対象に、明確で論理的なプロセスを経て行われるべきもの」(16ページ)、「これらの経営のテーマはいずれも、限りなく設計のテーマに近い」(30ページ)と主張する。
経営という領域は技術者から遠いところの出来事だと思っていたのだが、経営テーマを設計に置き換えることができるとなると、俄然として興味がわく。

高度経済生長期からバブル期までは、直感的な経営でも成功できたろうが、現代は論理的な経営手法が必要とされる時代である。われわれ技術者も積極的に経営に口を出すべきである。

高度経済生長期からバブル期までは、直感的な経営でも成功できたろうが、現代は論理的な経営手法が必要とされる時代である。われわれ技術者も積極的に経営に口を出すべきである。
(2006年6月28日 読了)
参考サイト
- 『技術経営』――ムーアの法則を経営に適用:ぱふぅ家のホームページ
- 『経営チーム革命』――つながる部長:ぱふぅ家のホームページ
- 『目に見えない資本主義』――日本的経営を見直す:ぱふぅ家のホームページ
- 『現場の判断、経営の決断 宇宙開発に見るリスク対応』:ぱふぅ家のホームページ
(この項おわり)