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東京駅はこうして誕生した | ||
著者 | 林章 | ||
出版社 | ウェッジ | ||
サイズ | 全集・双書 |
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発売日 | 2007年01月 | ||
価格 | 1,540円(税込) | ||
ISBN | 9784900594982 |
さらにバルツァーには、東京全体を覆う具体的な鉄道網が見えていたことである。同図を見ると、東海道線と東北線はつながり、山手線はすでにループ状になっていて、ほぼ現在の姿を描いている―(中略)―いまから100年前のことだ。(ページ)
概要

東京駅
鉄道とともに発展した“帝都”東京の歴史を知ることができる1冊である。明治初期のお雇い外国人の活躍や、いまも残る神田近辺の高架線の赤煉瓦の成り立ちなど、ふだん乗り慣れているインフラの歴史を感じることができた。

意外なことだが、東京駅が開業したのは明治末期、山手線環状運転がはじまるのは大正末期のことである。開業当時の東京駅の乗降客は1日80人ほどで、人通りの疎らな街だったようだ。それが、関東大震災を経て、大東京が西へ発展するにしたがって、現在のような巨大なターミナル駅へと変貌していく。

ヨーロッパ諸国のような都市計画もなく、大阪のように道路整備することもなく、“帝都”東京が発展したのは、紛れもなく鉄道のおかげである。

現在、首都圏の環境問題に注目が集まっているが、鉄道に再びスポットライトを当ててみてはどうだろうか。

意外なことだが、東京駅が開業したのは明治末期、山手線環状運転がはじまるのは大正末期のことである。開業当時の東京駅の乗降客は1日80人ほどで、人通りの疎らな街だったようだ。それが、関東大震災を経て、大東京が西へ発展するにしたがって、現在のような巨大なターミナル駅へと変貌していく。

ヨーロッパ諸国のような都市計画もなく、大阪のように道路整備することもなく、“帝都”東京が発展したのは、紛れもなく鉄道のおかげである。

現在、首都圏の環境問題に注目が集まっているが、鉄道に再びスポットライトを当ててみてはどうだろうか。
(2007年8月9日 読了)
参考サイト
- 東京駅はこうして誕生した:ウェッジ
- 『幻の東京赤煉瓦駅』――東京駅と万世橋駅:ぱふぅ家のホームページ
- 東京駅は列車発着本数で日本一:ぱふぅ家のホームページ
- 東京ミレナリオは今年で見納め:ぱふぅ家のホームページ
- 復元工事が進む東京駅:ぱふぅ家のホームページ
(この項おわり)