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だから若手が辞めていく | ||
著者 | ダイヤモンド社 | ||
出版社 | ダイヤモンド社 | ||
サイズ | 単行本 |
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発売日 | 2007年09月 | ||
価格 | 1,100円(税込) | ||
ISBN | 9784478001608 |
辞めた理由の筆頭である成長実感。これは自分が考えるキャリアーイメージと会社が提供する成長機会が一致していない、ということである。(37ページ)
概要

新卒の3割が3年以内に退職するという――だが、この比率はバブル前の時代から20年以上変わっていないという。若者は何が不満で会社を辞めるのか――。
もし企業サイドが、この比率を念頭に置いて新卒採用しているとしたら、これは悲劇だ。本人だって、好きで会社を辞めるわけではないだろう。
もし企業サイドが、この比率を念頭に置いて新卒採用しているとしたら、これは悲劇だ。本人だって、好きで会社を辞めるわけではないだろう。
問題は「自社の欲しい人材像を明らかに」(78ページ)していないことにあると思う。とくに大企業の場合、サラリーマン社長が代を重ねると、「トップの考え方、会社のビジョン」がボケやすい。若者の前では格好良いスピーチをするが、ある程度の能力がある者が聞いたら、空虚なプロパガンダに映るのではないだろうか。
若者を直接指導するミドル層から経営層まで、一貫したビジョンを持っていなければ若者は会社を辞めてしまうだろう。
ミドル層の一人として、このことを痛感する。ミドル層は、若者の前で経営層の批判をしてはいけない。批判をするんだったら社長に直談判するくらいの気構えが必要だと思う。
若者を直接指導するミドル層から経営層まで、一貫したビジョンを持っていなければ若者は会社を辞めてしまうだろう。
ミドル層の一人として、このことを痛感する。ミドル層は、若者の前で経営層の批判をしてはいけない。批判をするんだったら社長に直談判するくらいの気構えが必要だと思う。
(2008年6月11日 読了)
参考サイト
- 『なぜ社員はやる気をなくしているのか』:ぱふぅ家のホームページ
- 『若者はなぜ3年で辞めるのか?』:ぱふぅ家のホームページ
- 『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか』:ぱふぅ家のホームページ
(この項おわり)