イエスはなぜわがままなのか | |||
著者 | 岡野昌雄 | ||
出版社 | アスキー・メディアワークス | ||
サイズ | 新書 | ||
発売日 | 2008年06月 | ||
価格 | 817円(税込) |
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ISBN | 9784048671880 |
簡単に言えば、キリスト教で言う祈念とは、神と会話することを意味します。(109ページ)
概要
若い頃にキリスト教の洗礼を受け、現在はフェリス女学院の学院長を務める岡野昌雄さんが、聖書に登場するイエスの理不尽な行動や暴力、わがままといったエピソードについて語る。
とても読みやすい内容なのだが、それでも私にとっては根本的な疑問は残る――にもかかわらず、なぜ、あなたは神を信じるのですか?――おそらく、これが自分と信仰者を隔てる暗くて深く溝なのだろう。
とても読みやすい内容なのだが、それでも私にとっては根本的な疑問は残る――にもかかわらず、なぜ、あなたは神を信じるのですか?――おそらく、これが自分と信仰者を隔てる暗くて深く溝なのだろう。
「人間にはけっして神の意志がわからない」(97ページ)と述べられているが、一方、私は、人間はその気になれば何でもできる、と、かなり傲慢である。もちろん、迷ったり悩んだりするわけだが、そのときに「信じて」いるのは自分自身しかないと考えている。ある意味、自分自身が神だと思っているのかもしれない。だから、他人の中にも同じくらい素晴らしい神様が宿っているのだと思う。
神様は八百万どころではなく、少なくとも世界の人口と同じくらいはいると思う。
神様は八百万どころではなく、少なくとも世界の人口と同じくらいはいると思う。
(2009年2月13日 読了)
参考サイト
- イエスはなぜわがままなのか:KADOKAWA
- 岡野昌雄フェリス女学院学院長あいさつ
(この項おわり)