『テレビアニメ魂』――アニメ制作の舞台裏

山崎敬之=著
表紙 テレビアニメ魂
著者 山崎敬之
出版社 講談社
サイズ 新書
発売日 2005年05月20日頃
価格 792円(税込)
rakuten
ISBN 9784061497894
この世界で30年以上も飯を食ってきても、いまだにわからないものそれが視聴率なのだ。(137ページ)

レビュー

セル画
東京ムービー草創期から関わってきた山崎敬之さんによるアニメの歴史。
巨人の星』の最終回で星飛雄馬は死ぬはずだった、『オバケのQ太郎』は人気絶頂のときに打ち切られた、『天才バカボン』は再放送のほうが視聴率が高かった、宮崎アニメの秘密は「動画枚数」にある、等々、アニメ制作の裏側の事情を知ることができて面白い。
宮崎アニメが一世を風靡するまで、多くの先達の苦労があったことがよくわかる。
また、著者は今のアニメに対して、「アニメの命は、シナリオです.そしてシナリオの善し悪しは、そこにどんなドラマがあるかで決まります。いまのアニメは、このドラマが弱いのです」(4ページ)と批判する。
(2011年2月22日 読了)

参考サイト

(この項おわり)
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