交換レンズ「28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」は旅行用

2014年10月 購入
交換レンズ「28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」
タムロンから広角から望遠までカバーするフルサイズ用交換レンズ「28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」が登場した。しかも重さは540グラムと、「SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD」の3分の2程の軽さだ。
早速、デジタル一眼レフカメラ「EOS 6D」用の交換レンズとして購入した。
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交換レンズ「28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」
キヤノン純正にも「EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM」というレンズがあるが、1670グラムと重いうえ、カメラ本体より高価である。気軽に旅行にもっていくというわけにはいかない。
交換レンズ「28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」の大きな写真大きな写真
(1280×1088ピクセル, 749 Kbyte)
交換レンズ「28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」
2段式鏡筒はコンデジのようで、チープ感を拭えない。
交換レンズ「28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」の大きな写真大きな写真
(1280×751ピクセル, 532 Kbyte)
交換レンズ「28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」
ズームロックが付いている。これは助かる。

AF駆動は定在波型超音波モーター「PZD(Piezo Drive)」による。「SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD」のUSDより反応速度が遅いとされるが、新幹線を相手にしないかぎりは問題なさそうだ。
タムロン独自開発の手ぶれ補正機構「VC(Vibration Compensation)」は健在で、300mm望遠でシャッター速度1/30秒程度なら手持ち撮影を可能としている。望遠時の手持ち動画撮影も問題ない。
銀塩時代は、手ぶれを起こさないシャッター速度は、“1/レンズの焦点距離”と言われていた。300ミリ望遠なら1/300秒より速くしなければいけなかった。それに比べると隔世の感がある。

作例

交換レンズ「28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」
焦点距離:28ミリ EOS 6D
交換レンズ「28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」
焦点距離:50ミリ EOS 6D
交換レンズ「28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」
焦点距離:70ミリ EOS 6D
交換レンズ「28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」
焦点距離:188ミリ EOS 6D
交換レンズ「28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」
焦点距離:300ミリ EOS 6D
全ズーム域にわたってシャープさが保たれており、手ぶれ補正も効いている。
LD(異常低分散)レンズ4枚、ガラスモールド非球面レンズ3枚、複合非球面レンズ1枚、高屈折率ガラス1枚、超高屈折率ガラス1枚という豪華な構成で、コーティングには、BBAR(Broad-Band Anti-Reflection)を採用した。特許も取得している。(特許公開番号 2014-16400)

それでも望遠側だと周辺部に収差がやや目立つ。F11以上に絞った方が良さそうだ。
Zeta EX サーキュラーPL
常用フィルターは、「EF40mm f2.8 STM」と同じZeta EX サーキュラーPLを購入した。
PLフィルターにしては明るいことと、色彩コントラストが上がるところが気に入っている。
タムロンのフードは大きいので、フィルターを回転する邪魔にはならない。
ただ、67ミリというフィルター径では、それなりの出費となった(;^^)‥‥。

主要スペック

項目 仕様 コメント
画角(対角) 75°23'~8°15 フルサイズで10倍超は感動
レンズ構成 15群 19枚 望遠側の周辺収差が目立つ
絞り羽根枚数 7枚
絞り F3.5/6.3~F22/40
最短撮影距離 0.49メートル 全ズーム域で近寄れる
フィルター径 67mm 意外に大口径
最大径×長さ φ74.4mm×96mm 望遠側は2段式で伸びる
質量 540g 旅行用の1本として持ち運べる軽さ

参考サイト

(この項おわり)
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