Webブラウザ「Sleipnir 6」はデザインと技術でハピネスを目指す

2014年6月 入手
Sleipnir6
2014年(平成26年)5月29日、無償のWebブラウザ Sleipnir(スレイプニル)バージョン6がリリースされた。バージョンは 6.2.1からWindows XPおよびVistaでは動作しなくなった。
種別 Webブラウザ
価格 無料(フリーソフト)
動作環境 Windows 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11
制作者 フェンリル株式会社
公式サイト https://www.fenrir-inc.com/jp/sleipnir/
最新バージョン 6.5.8(2024年10月07日)
備考 Mac / Android / iOS / WindowsPhone Sleipnirも用意されている。
国産Webブラウザ「Sleipnir」を10年以上にわたり開発してきたフェンリルの企業理念は、「デザインと技術でハピネスを」だ。
牧野兼史CEOは、Sleipnirのこだわりとして「デザインの美しさと、操作の気持ちよさ」を挙げ、「技術的に新しいことや機能を追加していくこと、要望に応えることが進化ではなく、常に理想を求めて取捨選択」と語る。

Sleipnirはバージョン5で大きく変身した。
Chromeと同じBlinkエンジンを使うことで、起動を高速に、表示を滑らかにした。デザインへのこだわりであろう。

しかし、Sleipnir 4まで使えたTrident(IEのエンジン)が使えないことは不便である。
そんなユーザーのために、 公式サイトの下方から、バージョン2~5がダウンロードできるようになっている。ありがたい。

バージョン 6.4.0 の主な変更点

  • Blink を更新 (Chrome/75.0.3770.100)
  • ツールバーを新しい外観に変更
  • ポップアップウィンドウにアドレス表示を追加
  • ポップアップウィンドウでの新しいタブの挙動を変更
  • ウィンドウ更新に伴うパフォーマンスの調整
  • カスタマイズ|レンダリング|Blink 基本設定 に"GPU プロセスによる動画再生を優先する"を追加

バージョン 6.1.4 の主な変更点

  • Site Updates を表示するボタンをブックマークバーに追加
  • Chrome 拡張を非表示にしたとき、シェブロンが表示されるように変更
  • ショートカットキーやマウスジェスチャの設定で、Chrome 拡張に対して割り当てを行なえるように変更
  • PPAPI 版の Flash を認識するように変更
  • Blink を更新 (Chrome/39.0.2171.95)
その他、細かい不具合が修正された。

バージョン 6.1 の主な変更点

  • キャビネットの UI を変更
  • スマートサーチを搭載
  • ALT キーを2回押下で、キャビネットへ遷移
  • 起動時のパフォーマンスの改善
  • カスタマイズ,ツールバー,ページ検索バー を追加
  • カスタマイズ,キーボード,ショートカットの設定 のアクションに日本語名称を追加
  • カスタマイズ,マウス,マウス割り当て のアクションに日本語名称を追加
  • Blink を更新 (Chrome/36.0.1985.143)
その他、細かい不具合が修正された。

バージョン6.0の変更点

  • お気にタブ:タブを適当に開きっぱなしにしても、よく見るタブを即座に見つけられます
  • お気にタブを表示:右ボタンをダブルクリックして表示します
  • ハイライトバー:タブの下でもお気にタブを指して、タブの中から見つけられます
  • タブが使うメモリ量を最適化
  • 保護されたタブは別サイトに置き換えない設定を追加(カスタマイズ|タブ|保護されたタブのナビゲーション)
  • Site Updates の動作を調整
  • 新規タブの設定を「指定 URL」に変更

参考サイト

(この項おわり)
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