スマートフォン「AQUOS sense3」は長時間稼働可能

2019年12月 購入
スマートフォン「AQUOS sense3」
10年間使ってきた携帯電話(ガラケー)「SH004」のマイクの具合が悪くなってきたことと、ニュース配信も止まってしまったことから、同じシャープのスマートフォン「AQUOS sense3」に機種変更した。3Gからの機種変更ということで、本体価格は1万円ほどだったが、auショップでの契約作業に時間がかかった。

普及価格帯の製品ながら、バッテリー稼動時間が約1週間と長く、アルミボディの高級感に加え、2眼カメラを搭載するコストパフォーマンスの高い製品である。

もくじ

不満を感じたこと

スマートフォン「AQUOS sense3」
AQUOS sense3は優れた製品である。また、キャリアとしてのauが嫌いなわけでもない(家族ごとauで契約しているわけだし)。ただ、他のレビュー記事と違って、あえて不満を感じたことから紹介することにする。

第一に、契約に時間がかかった
冒頭に述べたように、最寄りのauショップで実機を見てから決めたのだが、その時間や待ち時間を除き、カウンター席に座ってから2時間以上を要した。
これは2人分の機種変更だったことに加え、料金体系からau IDの仕組みから、10年間で全く変わってしまったため、au担当者が全て口頭で説明・承認を得る必要があるためだ。さらに、電気・ガス料金をまとめてauを介して支払う契約や、それにともなうクレジットカードの契約など、別の複数の契約をしたため、さらに時間がかかった。
スマートフォン「AQUOS sense3」
契約行為なので、説明と承認は避けて通れないところだろうが、セットで契約するとか、au本社におかれては、現場作業時間の削減に工夫をお願いしたい。大昔の銀行窓口もこんな感じだったが、現在はだいぶ改善された。

第二に、機種変更した翌日までに、アプリ「au Market」が200Mバイト以上のパケットを喰ったこと。テザリング契約したものの、それほど使わないので1Gバイトまでの契約にして、帰宅してすぐにWiFi接続ができるようにしたのに、いきなり翌日に20%以上のパケットを消費したのは驚いた。しかも、デスクトップに警告表示が出るまで気づかなかった。
あわてて、au Market のバックグラウンド通信をOFFにした。
第三に、これはAndroidのインターフェースの問題なのだが、音声通話発信は画面下をタップ、受信は画面下をスワイプ、スマホ操作中の受信は画面上にボタンが出るという、UIとして整合性に欠けているような気がする。電話は突然かかってくるものなので、直感的なUIにしてほしかった。

カラーバリエーション

スマートフォン「AQUOS sense3」
カラーバリエーションは3色。パパぱふぅはシルバーホワイトを、ままぱふぅはブラックを購入した。

アルミボディを採用しており、価格の割に高級感がある。
ただし、電磁波を遮蔽してしまうため、おサイフケータイの接地面はカメラレンズのところに限られる。

バッテリー駆動時間

特筆すべきは、そのバッテリー駆動時間の長さである。
バッテリー容量が4,000mAhと、このクラスにしては大容量なことに加え、IGZO液晶の省エネ性能が加わって、公称1週間、実際の使い方でも 5日間は充電せずに使える

カメラ

標準レンズ - AQUOS sense3
標準レンズ
背面のメインカメラは、標準と広角の2種類のレンズを搭載し、画面上で瞬時に切り替えられるようになっている。
広角レンズ - AQUOS sense3
広角レンズ
35ミリ・フィルム換算で、標準レンズは24mm相当、広角レンズは18mm相当なので、どちらも広角レンズの印象である。
AIオート機能や手ぶれ補正機能を搭載しており、シャッターを押すだけで、そこそこの写真が撮れる。

指紋認証と顔認証

指紋認証 - AQUOS sense3
本体下部にあるのはホームボタンではなく、指紋認証センサー。ここに指を置くと、ロックが解除される。複数の指紋を登録できる。
インカメラによる顔認証機能も備わっている。
明るい場所では顔認証で、暗いところでは指紋認証という使い分けをしている。

テザリング

テザリングは、USB、Wi-Fi、Bluetoothの3種類から選べる。
省エネと使い勝手から、Bluetoothでのテザリングを設定しようとしたのだが、なぜかノートPC(Let's note CF-SZ6,Windows 10 Pro)上で先に設定していた iPhone 8 と干渉し、接続はするものの、テザリングができない。引きつづきチャレンジを続けてみる。

ケース

クリアケース - AQUOS sense3
背面の AQUOS ロゴを隠したくなかったので、クリアケースを購入した。エレコムの PM-AQS3TSLCR である。
側面に弾力性のあるTPU素材を使用しており、滑りにくい。これならリングホルダは不要である。また、右側面にストラップを通せる穴が開いている。
カラーバリエーションは4色(クリア、ブラック、ネイビー、ホワイト)。

画面には、別途、ガラス保護シールを貼付した。

主要スペック

項目 仕様 コメント
サイズ 約147mm×約70mm×約8.9mm 片手で持てる大きさ。
重量 約167グラム 手にずしりとくる重さ。
OS Android 9 Pie 2021年9月現在、Android 11
CPU Qualcomm Snapdragon 630(SDM630)2.2GHz(クアッド)+1.8GHz(クアッド) サクサク動く。
内蔵メモリ ROM 64GB/RAM 4GB  
外部メモリ microSDXC 最大512GB対応  
バッテリー容量 4,000mAh  
連続通話時間 約2,820分  
連続待受時間 約910時間 普段使いで5日はもつ。
外部接続端子 USB Type-C
イヤホンマイク端子
 
ディスプレイ 約5.5インチ
IGZOディスプレイ
フルHD+(1,080 × 2,160)
リッチカラーテクノロジーモバイル
明るさを自動制御してくれて助かる。
対応通信規格 4G LTE/WiMAX 2+  
最大通信速度 受信時最大 279Mbps
送信時最大 75Mbps
 
Wi-Fi EEE802.11a/b/g/n/ac  
Bluetooth Ver.5.0
対応プロファイル:HFP、HSP、OPP、SPP、HID、A2DP、AAC、AVRCP、PBAP、FTP、PAN(PAN-NAP)、PAN(PANU)、HOGP
 
生体認証 指紋認証
顔認証
明るいところでは顔認証、暗いところでは指紋認証と使い分け。
おサイフケータイ/NFC ○/○  
緊急速報  
GPS GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき)対応
ハイレゾ  
メインカメラ(標準カメラ) 有効画素数 約1,200万画素 CMOS 裏面照射型
F値 2.0[広角83°焦点距離24mm相当(35mmフィルム換算値)]
電子式手ブレ補正(静止画のみ)
 
メインカメラ(広角カメラ) 有効画素数 約1,200万画素 CMOS 裏面照射型
F値 2.4[超広角121°焦点距離18mm相当(35mmsフィルム換算値)]
電子式手ブレ補正(静止画のみ)
 
サブカメラ 有効画素数約800万画素 CMOS 裏面照射型
F値 2.2[広角86°焦点距離23mm相当(35mmフィルム換算値)]
 
防水(お風呂対応)/ 防塵 IPX5/IPX8(○)/ IP6X  

参考サイト

(この項おわり)
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