
不満を感じたこと

AQUOS sense3は優れた製品である。また、キャリアとしてのauが嫌いなわけでもない(家族ごとauで契約しているわけだし)。ただ、他のレビュー記事と違って、あえて不満を感じたことから紹介することにする。

第一に、契約に時間がかかった。
冒頭に述べたように、最寄りのauショップで実機を見てから決めたのだが、その時間や待ち時間を除き、カウンター席に座ってから2時間以上を要した。
これは2人分の機種変更だったことに加え、料金体系からau IDの仕組みから、10年間で全く変わってしまったため、au担当者が全て口頭で説明・承認を得る必要があるためだ。さらに、電気・ガス料金をまとめてauを介して支払う契約や、それにともなうクレジットカードの契約など、別の複数の契約をしたため、さらに時間がかかった。

第一に、契約に時間がかかった。
冒頭に述べたように、最寄りのauショップで実機を見てから決めたのだが、その時間や待ち時間を除き、カウンター席に座ってから2時間以上を要した。
これは2人分の機種変更だったことに加え、料金体系からau IDの仕組みから、10年間で全く変わってしまったため、au担当者が全て口頭で説明・承認を得る必要があるためだ。さらに、電気・ガス料金をまとめてauを介して支払う契約や、それにともなうクレジットカードの契約など、別の複数の契約をしたため、さらに時間がかかった。

契約行為なので、説明と承認は避けて通れないところだろうが、セットで契約するとか、au本社におかれては、現場作業時間の削減に工夫をお願いしたい。大昔の銀行窓口もこんな感じだったが、現在はだいぶ改善された。

第二に、機種変更した翌日までに、アプリ「au Market」が200Mバイト以上のパケットを喰ったこと。テザリング契約したものの、それほど使わないので1Gバイトまでの契約にして、帰宅してすぐにWiFi接続ができるようにしたのに、いきなり翌日に20%以上のパケットを消費したのは驚いた。しかも、デスクトップに警告表示が出るまで気づかなかった。
あわてて、au Market のバックグラウンド通信をOFFにした。

第二に、機種変更した翌日までに、アプリ「au Market」が200Mバイト以上のパケットを喰ったこと。テザリング契約したものの、それほど使わないので1Gバイトまでの契約にして、帰宅してすぐにWiFi接続ができるようにしたのに、いきなり翌日に20%以上のパケットを消費したのは驚いた。しかも、デスクトップに警告表示が出るまで気づかなかった。
あわてて、au Market のバックグラウンド通信をOFFにした。
第三に、これはAndroidのインターフェースの問題なのだが、音声通話発信は画面下をタップ、受信は画面下をスワイプ、スマホ操作中の受信は画面上にボタンが出るという、UIとして整合性に欠けているような気がする。電話は突然かかってくるものなので、直感的なUIにしてほしかった。
カラーバリエーション

バッテリー駆動時間
特筆すべきは、そのバッテリー駆動時間の長さである。
バッテリー容量が4,000mAhと、このクラスにしては大容量なことに加え、IGZO液晶の省エネ性能が加わって、公称1週間、実際の使い方でも 5日間は充電せずに使える。
バッテリー容量が4,000mAhと、このクラスにしては大容量なことに加え、IGZO液晶の省エネ性能が加わって、公称1週間、実際の使い方でも 5日間は充電せずに使える。
カメラ

標準レンズ
背面のメインカメラは、標準と広角の2種類のレンズを搭載し、画面上で瞬時に切り替えられるようになっている。

広角レンズ
35ミリ・フィルム換算で、標準レンズは24mm相当、広角レンズは18mm相当なので、どちらも広角レンズの印象である。
AIオート機能や手ぶれ補正機能を搭載しており、シャッターを押すだけで、そこそこの写真が撮れる。
AIオート機能や手ぶれ補正機能を搭載しており、シャッターを押すだけで、そこそこの写真が撮れる。
指紋認証と顔認証

本体下部にあるのはホームボタンではなく、指紋認証センサー。ここに指を置くと、ロックが解除される。複数の指紋を登録できる。
インカメラによる顔認証機能も備わっている。
明るい場所では顔認証で、暗いところでは指紋認証という使い分けをしている。
明るい場所では顔認証で、暗いところでは指紋認証という使い分けをしている。
テザリング
テザリングは、USB、Wi-Fi、Bluetoothの3種類から選べる。
省エネと使い勝手から、Bluetoothでのテザリングを設定しようとしたのだが、なぜかノートPC(Let's note CF-SZ6,Windows 10 Pro)上で先に設定していた iPhone 8 と干渉し、接続はするものの、テザリングができない。引きつづきチャレンジを続けてみる。
省エネと使い勝手から、Bluetoothでのテザリングを設定しようとしたのだが、なぜかノートPC(Let's note CF-SZ6,Windows 10 Pro)上で先に設定していた iPhone 8 と干渉し、接続はするものの、テザリングができない。引きつづきチャレンジを続けてみる。
ケース

背面の AQUOS ロゴを隠したくなかったので、クリアケースを購入した。エレコムの PM-AQS3TSLCR である。
側面に弾力性のあるTPU素材を使用しており、滑りにくい。これならリングホルダは不要である。また、右側面にストラップを通せる穴が開いている。
カラーバリエーションは4色(クリア、ブラック、ネイビー、ホワイト)。

画面には、別途、ガラス保護シールを貼付した。
側面に弾力性のあるTPU素材を使用しており、滑りにくい。これならリングホルダは不要である。また、右側面にストラップを通せる穴が開いている。
カラーバリエーションは4色(クリア、ブラック、ネイビー、ホワイト)。

画面には、別途、ガラス保護シールを貼付した。
ケース(買い換え)

購入から4年9ヶ月が経過――ケースのグリップ部分が経年劣化で断裂したため、Curve マットに買い換え。以前使っていたケースに比べて、若干大きくなったが、ホールド感はよい。背面が透明でなくなり、ブラック、ホワイト、レッドの3色のカラーバリエーションがある。

ガラス保護シールは劣化しておらず、本体にも傷ひとつない。バッテリー稼動時間も目立って低下していないので、まだまだ使えそうだ。
主要スペック
項目 | 仕様 | コメント |
---|---|---|
サイズ | 約147mm×約70mm×約8.9mm | 片手で持てる大きさ。 |
重量 | 約167グラム | 手にずしりとくる重さ。 |
OS | Android 9 Pie | 2021年9月現在、Android 11 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 630(SDM630)2.2GHz(クアッド)+1.8GHz(クアッド) | サクサク動く。 |
内蔵メモリ | ROM 64GB/RAM 4GB | |
外部メモリ | microSDXC 最大512GB対応 | |
バッテリー容量 | 4,000mAh | |
連続通話時間 | 約2,820分 | |
連続待受時間 | 約910時間 | 普段使いで5日はもつ。 |
外部接続端子 | USB Type-C イヤホンマイク端子 |
|
ディスプレイ | 約5.5インチ IGZOディスプレイ フルHD+(1,080 × 2,160) リッチカラーテクノロジーモバイル |
明るさを自動制御してくれて助かる。 |
対応通信規格 | 4G LTE/WiMAX 2+ | |
最大通信速度 | 受信時最大 279Mbps 送信時最大 75Mbps |
|
Wi-Fi | EEE802.11a/b/g/n/ac | |
Bluetooth | Ver.5.0 対応プロファイル:HFP、HSP、OPP、SPP、HID、A2DP、AAC、AVRCP、PBAP、FTP、PAN(PAN-NAP)、PAN(PANU)、HOGP |
|
生体認証 | 指紋認証 顔認証 |
明るいところでは顔認証、暗いところでは指紋認証と使い分け。 |
おサイフケータイ/NFC | ○/○ | |
緊急速報 | ○ | |
GPS | GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき)対応 | |
ハイレゾ | ○ | |
メインカメラ(標準カメラ) | 有効画素数 約1,200万画素 CMOS 裏面照射型 F値 2.0[広角83°焦点距離24mm相当(35mmフィルム換算値)] 電子式手ブレ補正(静止画のみ) |
|
メインカメラ(広角カメラ) | 有効画素数 約1,200万画素 CMOS 裏面照射型 F値 2.4[超広角121°焦点距離18mm相当(35mmsフィルム換算値)] 電子式手ブレ補正(静止画のみ) |
|
サブカメラ | 有効画素数約800万画素 CMOS 裏面照射型 F値 2.2[広角86°焦点距離23mm相当(35mmフィルム換算値)] |
|
防水(お風呂対応)/ 防塵 | IPX5/IPX8(○)/ IP6X |
参考サイト
- AQUOS sense3:SHARP
- スマートフォン「iPhone 8」:ぱふぅ家のホームページ
- 携帯電話「SH004」はBluetooth対応:ぱふぅ家のホームページ
(この項おわり)
普及価格帯の製品ながら、バッテリー稼動時間が約1週間と長く、アルミボディの高級感に加え、2眼カメラを搭載するコストパフォーマンスの高い製品である。