野辺山宇宙電波観測所の 45メートル・ミリ波電波望遠鏡

1996年8月11日 撮影
45m電波望遠鏡 - 野辺山宇宙電波観測所
野辺山宇宙電波観測所(長野県南佐久郡南牧村野辺山462-2)でひときわ目立つのが45メートル・ミリ波電波望遠鏡である。
アンテナの直径は45メートル、重量は700トンに及ぶ。動く範囲は、高さ方向に10度~90度、回転方向に360度。観測波長は1mm~1cm(周波数:20GHz~230GHz)。1982年(昭和57年)に完成した。
45m電波望遠鏡 - 野辺山宇宙電波観測所
鏡面の精度は0.2ミリの高精度で、完成当時は世界最高の性能を誇る電波望遠鏡であった。
パパぱふぅは中学・高校時代、毎夏、八ヶ岳の麓で合宿していたが、当時はまだ、45メートル・ミリ波電波望遠鏡はなかった。初めて見る威容に感動した。
また、敷地内には、東西560メートル、南北520メートルに敷かれたレールに沿って開口合成型の電波干渉計5基が配置されている。こちらは直径10メートルのパラボラ鏡だが、超高速のデジタル分光器などを備えており、45メートルの電波望遠鏡の能力と組み合わせることで、直径600メートルの巨大パラボラアンテナに匹敵する解像力を実現する。

野辺山宇宙電波観測所は、年末年始を除いて毎日見学できる。入場無料。夏休みには特別公開日もある。

交通アクセス

【鉄道】
  • JR小海線「野辺山駅」下車、徒歩40分
【自動車】
  • 中央自動車道「須玉I.C.」より国道141号線で清里方面へ約40分
  • 中央自動車道「長坂I.C.」より清里道路を経て約30分
  • 中央自動車道「小淵沢I.C.」より八ヶ岳公園道路を経て約40分

近隣の情報

参考サイト

(この項おわり)
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