つくば科学フェスティバルで小学生の研究発表に感銘

2005年10月10日 撮影
つくば科学フェスティバル 2005
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つくば科学フェスティバル 2005
つくば科学フェスティバルを見物してきた。
じつは、つくばエクスプレス(TX)に乗りに、わざわざ、つくば市まで往復したのである。

つくば科学フェスティバルは、つくば市の主催で毎年開催されており、今年で10年目を迎えたとのこと。10月8日から10日までの三連休、つくば駅から歩いてすぐの所にあるつくばカピオ(茨城県つくば市竹園1-10-1)で開催された。
会場は、学園祭というか、昔のコミケのノリである。
だいたい小学生向けの内容の展示が多く、家族連れでにぎわっていた。国の機関、大学、独立行政法人やNPO法人の展示が多いが、2日目までは地元の小中学校の展示もあり、もっと混雑していたらしい。
入り口近くに小中学生の研究発表のパネル発表が貼ってあったが、小学2年生の発表に衝撃を受けた。研究としての発表形式が整っており、手書きの字も読みやすい。しかも、普通の親や先生が手伝ったくらいでは、そこまでは出来ないというレベルの代物だった。質より量が先行している某学会のパネル展示に出す先生方は、この子を見習ってほしいものである。
空飛ぶコマ - つくば科学フェスティバル
空飛ぶ円盤ならぬ、「空飛ぶ独楽」――。
常温超伝導物質かと思いきや、単なる永久磁石による浮遊実験である。

写真の台座のように見える黒い固まりが磁石で、ここから出ている磁力線と、重力線が拮抗することで独楽が宙に浮かぶ。
もちろん、磁力線と重力線の方向を合わせる必要があるわけで、机の上で磁石を水平に保つために、係の人が毎回毎回調整していた。かなり根気の要る展示である。
超伝導 - つくば科学フェスティバル
こちらは本物の超伝導実験。
U字型をしているのが磁石でできた軌道の一部で、超伝導物質を貼り付けた発泡スチロールの電車模型が宙に浮いている。いわゆるマイスナー効果による現象だ。

で、竹ばさみで掴んで動かそうとしても、軌道方向に動くだけで、軌道の横に動かすことは難しい。なるほど、リニアモーターカーが脱線しにくいわけである。
つくば環境フォーラム - つくば科学フェスティバル
NPO法人つくば環境フォーラムでは、オオムラサキのペーパークラフトを作るコーナーがあった。定員制で、この日の最後の回に入ることができた。

こぱふぅは、電車のペーパークラフト作りをしてきたせいか、なかなか手慣れたものであった。
オオムラサキの羽化 - つくば科学フェスティバル
展示されていたオオムラサキのサナギから成虫が羽化したところ。係の人も「とても珍しいこと」と言っていた。飛ぶ立つまでは、さらに半日を要するという。

この他、科学技術広報財団の「一家に一枚周期表」をゲットした。なんやかやで、開場の9時半から閉会の15時半まで滞在してしまった。クイズに答えるともらえる景品なども種類が豊富で、なかなか楽しかった。

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(この項おわり)
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