天文館は天文観測所「明時館」に由来

2008年7月29日・2024年3月2日 撮影
天文館通り
天文館通り 2024年3月3日撮影
天文館とは、鹿児島県鹿児島市の商業・娯楽街の総称。写真の天文館本通りアーケードを中心として、天文館本通り、天文館電車通り(いづろ通り)、天文館G3(千日通り)が囲み、アーケード街やカラー舗装された通りが迷路のように展開している。一般の商店と歓楽街が隣り合う、不思議な街である。
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天文館通り
天文館通り 2008年7月29日撮影
桜島の降灰対策や夏の強い日差しを避けるために作られたアーケードは九州でも有数の規模で、全長は約3.5kmにも達する。

黒豚とんかつ、かごしまラーメン、白熊でお馴染みの むじゃきなどのご当地グルメや郷土料理を堪能できるお店や、ランチやスイーツを提供するカフェをはじめ、土産店などのショッピング施設が充実している。
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天文館G3
天文館G3 2024年3月3日撮影
最寄駅の天文館通り電停には、通勤や通学、観光客まで1日約4,600人もの人が訪れる。
しかし、九州新幹線の全通に伴い、鹿児島中央駅の周辺に大型商業施設が建設されるようになり、天文館一帯の空洞化が懸念されている。
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天文館G3
天文館G3 2024年3月3日撮影
天文館は、ヨーロッパ文明を進んで取り入れた島津重豪が、1779年(安永8年)に天文観測や暦の作成などを行う施設「明時館(別名・天文館)」を建てた場所に由来する。藩内の暦はすべてこの明時館から配布され、薩摩暦や鹿児島暦と呼ばれていた。
天文観測所があったくらいなので、江戸時代から明治期にかけては民家は数えるほどしかなかったが、大正時代から昭和初期にかけて路面電車が開通し、映画館や劇場が開館すると、観覧客目当てに飲食店や赤線が集まってきた。その後、山形屋が大型デパートを開業しショッピング街となり、戦前には現在の街並みが完成した。
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天文館公園
天文館公園 2024年3月3日撮影
天文館の繁華街を抜けると、芝生のある広場や噴水、遊具などがある天文館公園が広がる。
毎年12月から1月にかけて100万球のLED電球で彩るイルミネーションイベント「天文館ミリオネーション」は、天文館公園をメイン会場として開催される。
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天文館公園
天文館公園 2024年3月3日撮影
ここは、1876年(明治9年)に第五郷校を改称して開校した松原小学校の跡地である。1945年(昭和20年)6月に戦災で全焼し、1952年(昭和27年)4月に南林寺町に移転し、再開校した。
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天文館公園
天文館公園 2024年3月3日撮影
天文館公園の大きな写真大きな写真
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交通アクセス

【鉄道】
  • 鹿児島市電「天文館電停」下車
【バス】
  • 「天文館バス停」下車
天文館 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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