唐津市歴史民俗資料館は三菱御殿

2019年9月12日 撮影
唐津市歴史民俗資料館
唐津市歴史民俗資料館(佐賀県唐津市海岸通7181)は、1908年(明治41年)、石炭の輸出などを手がけた三菱合資会社の唐津出張所として建てられた。正面23.3メートル、側面18.3メートルの木造2階建てのレトロな洋風建築だ。
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建物の基礎は赤煉瓦。その上に花崗岩叩き仕上げの竿石 (さおいし) があり、大屋根は入母屋造りで、正面に大破風、その両側は千鳥破風になり、大破風の後には風見鶏のつく塔屋根がある。その威厳のある佇まいに、三菱御殿と呼ばれていた。
1978年(昭和53年)、唐津市の重要文化財に指定され、翌年にかけ復原工事を行い、創建当時の姿に復元した。1980年(昭和55年)には佐賀県重要文化財に指定され、現在は唐津市歴史民俗資料館になっているが、老朽化に伴い休館中。

ゾンビとして蘇ったアイドルグループ「フランシュシュ」が、佐賀を盛り上げるために奮闘するアニメ「ゾンビランドサガ」の第1話に登場し、フランシュシュが日々、歌とダンスの練習に励む場所となっていた。
ゾンビランドのラッピング列車運行などに合わせて、2019年(令和元年)7月26日から特別開館し、アニメファンで賑わった。
2022年(令和4年)9月から10月にかけ、3年ぶりに特別公開した。2022年(令和4年)10月、修復に向けたクラウドファンディングが始まり、2028年(令和10年)までに修復を完了する予定という。

交通アクセス

【鉄道】
  • 西唐津駅から徒歩20分
  • 唐津駅から車で10分
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出発地の最寄駅:

目的地:唐津市歴史民俗資料館

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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