ドクターイエロー 923形は新幹線の保守・点検用車両

2000年に700系をベースに開発
ドクターイエロー 923形
2023年11月18日 名古屋駅 写真:パパぱふぅ
ドクターイエロー 923形は、922形の置き換え用として、2000年(平成12年)に700系をベースに開発された。T4編成と呼ばれる。
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ドクターイエロー 923形
2023年11月18日 名古屋駅 写真:パパぱふぅ
ドクターイエローは、およそ10日に一度の周期で東京-博多間を営業列車と同じ速度で往復し、電気設備や軌道設備などの状態を計測する。
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ドクターイエロー 923形
2023年11月18日 名古屋駅 写真:パパぱふぅ
1秒間に1,500回の速さでレーザーを電線や線路に当てることで、高速で揺れながら走っていても摩耗の程度や上下左右のゆがみなど数ミリ単位の異状を見つけることができる。実際に線路や電線のゆがみを見つけるのは月に1回程度だという。
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新型「ドクターイエロー」923形
2003年7月26日 浜松工場 写真:パパぱふぅ
1995年(平成7年)1月の阪神大震災の際は、復旧工事を終えた区間を真っ先に走り、営業再開へ向けた最終的な判断を出すための点検を行っている。
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ここで得られたデータは、日々実施している各設備のメンテナンスの基礎資料として活用されている。また。東海道・山陽新幹線の開業以来の衝突・脱線ゼロ、乗客の死傷事故ゼロに貢献している。

運行ダイヤは非公開だ。そのためか、黄色い新幹線を見ると幸せになれると言われるようになった。

引退、検査にもAI活用の時代

老朽化のため2025年(令和7年)1月に引退する。現在の東海道新幹線は最高285km/hだがドクターイエローは270km/hで、高速化した運行ダイヤの隙間を縫って走行するにはスピードが足りないというのも引退の要因の1つだ。
その後はドクターイエローは新造せず、営業運行する N700S系に電気設備や軌道設備などの状態を計測する装置を搭載する。2027年(令和9年)以降に導入される次世代車両には、架線金具やレール、枕木の異常を自動で検知する新機能も追加。ドクターイエロー以上の検査能力が備わる。点群データやAIを活用した画像診断技術も取り入れ、検査員の負担を減らしながら、点検精度を高めるという。
ドクターイエロー関連

参考サイト

(この項おわり)
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