ドクターイエロー 922形は新幹線電気軌道総合試験車

2006年に引退
ドクターイエロー 922形
2008年7月27日 博多南駅 写真:ままぱふぅ
ドクターイエローは、新幹線の線路の歪みや線路の状態などを走りながら計測できる「新幹線電気軌道総合試験車」の愛称である。。利用客が営業列車と間違わないようにと、ヘルメットなどの安全設備と同じ黄色に塗られた。
ドクターイエローの愛称は、鉄道ファンの間で自然発生したという。
1962年(昭和37年)に誕生した初代ドクターイエロー「T1編成」は電気設備の点検しかできなかったが、1974年(昭和49年)には電線と線路の点検を一度にできる第2世代「T2編成」が登場した。
そして、1979年(昭和54年)に製造されたのが写真の922形20番台(T3編成)である。

923形の登場に伴い2006年(平成18年)8月に引退した後、7両編成のうちの7号車のみが廃車を免れ博多総合車両所に留置されている。
この7号車は単独では走行できないため、他の車両に牽引してもらう必要があり、常に連結器カバーを外した状態で留置されている。スクラップ寸前のようで、哀れみを誘う。
展示保存する目的で1両だけ残したようだが、JR西日本によると「保存するのかどうかは未定」とのこと。大阪の交通科学博物館に収容してあげられないだろうか。

その後、JR東海の博物館「リニア・鉄道館に収容された。

参考サイト

ドクターイエロー関連
(この項おわり)
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