海ほたるは豪華客船をイメージしたパーキングエリア

1999年5月15日 撮影
海ほたる
海ほたるは、東京湾アクアラインのトンネル部分(川崎側9.6キロ)と橋梁部分(木更津側4.4キロ)との接続を目的に設置された盛土式の人工島で、正式名称は「木更津人工島」という。住所は千葉県木更津市中島地先である。この島は、幅100メートル、長さ650メートルある。
海ほたる
島の上には豪華客船をイメ-ジした、海上に浮かぶ世界にも珍しいパーキングエリアが設置されている。東京湾アクアラインの開通に合わせてパーキングエリアの名称を一般公募したところ、「海上に浮かぶ光」ということで「海ほたる」となった。

海ほたるには、バスターミナルや多目的休憩所の他、案内所、物産店、ファミリーマート、郵便ポスト、技術資料館など様々な施設が設置されており、その設備はサービスエリア並みである。
実は、東京湾アクアラインの全長は30キロほどであり、サービスエリアの設置条件である「高速道路などに約50kmおきに置く」を満たすことができない。そのため、パーキングエリアの名称が冠されている。
海ほたる
海ほたるの一角には、東京湾アクアラインのトンネル部分を掘削するために利用された直径14メートルの当時世界最大だったシールドマシンの一部がオブジェとして飾られている。
東京湾アクアラインは、俗に「ハマコー道路」と呼ばれる。その通行料金は4,000円と、あまりにも高価であり、採算がとれるのかどうか大いに疑問視されている。
自家用車を持たないぱふぅ家は、高速バス「アクアラインバス」に乗って、木更津から川崎へ向かう途中で立ち寄った。アクアラインバスなら、特急電車に乗るのとさほど変わらない料金で乗車できる。

2009年(平成21年)3月20日、高速道路料金値下げに先行して、東京湾アクアラインは、土日・祝日に限り、ETCで支払う通行料が1,000円になった。2011年(平成23年)3月末までの期間限定。それまではETC車で2,320円(通勤時間帯に限り1,500円)、現金車で3,000円だった。
この効果で、20日午後4時までの通行量は約2万6千台となり、前年同時期を約27%上回った。海ほたるも駐車を100台分増やしたが、午前8時半を過ぎた頃に満車になったという。

交通アクセス

【バス】
  • 東京駅および羽田空港から、アクアライン経由、君津駅行の高速バスを利用

近隣の情報

(この項おわり)
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