木更津で潮干狩り

2006年4月30日 撮影
団体列車 - 潮干狩り
潮干狩りツアーに行ってきた。JRの団体列車で木更津まで直行。楽ちんである。

大阪湾では、2006年(平成18年)、2007年と2年続きで貝毒が発生しており、せっかく採った貝を食べることができない。
貝毒の原因は毒性を持つプランクトン「アレキサンドリウム・タマレンセ」。摂取した二枚貝は毒素を蓄積し、人が大量に食べると頭痛や呼吸困難などを引き起こす。2007年(平成19年)の場合、大阪湾のアサリを15個食べると致死量に達する濃度になってしまった。プランクトンの発生と水温や塩分濃度との詳しい関係は解明されておらず、大量発生を抑える決め手はない。
いまのところ、東京湾で発生しているという話は聞かない。
木更津駅
木更津駅西口に降りる。
以前潮干狩りに来たときに木更津そごうだったビルは、2004年(平成16年)4月にアクア木更津となっていた。さらに2015年(平成27年)9月にリニューアルし、スパークルシティ木更津となっている。
中の島大橋 - 木更津
木更津駅から潮干狩りできる浜までは徒歩で20分くらい。陸側の鳥居崎公園から木更津港内の中の島公園の間に深紅の中の島大橋がかかっているのだが、これを渡るのに時間がかかる。
中の島大橋 - 木更津の大きな写真大きな写真
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それもそのはず、中の島大橋は日本で一番高い歩道橋である。全長236メートル、高さ27.125メートル、幅4.5メートルで、1975年(昭和50年)に完成した。橋上部では風が強く、欄干の隙間を通じて甲高い音を奏でている。はっきり言って、怖い。
映画「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」の劇中で「中の島大橋をカップルで渡ると幸せになれる」という下りがあるとのこと。そういった類の落書きも目立ち、時代が20年以上遡ったかのようである。
露店 - 中の島大橋
中の島大橋の鳥居崎公園側には多くの露店があり、潮干狩り道具も売っている。
今回のツアーは、熊手や網、入漁料がセットなっていた。
このすぐ近くに駐車場があり、バスツアーではそこまで入ってこられるようだ。駐車場は狭いので、自動車での来場には気をつけた方がいいだろう。
潮干狩り関連
中の島公園 - 潮干狩会場
この日は大潮で、われわれのツアー以外にも多くの潮干狩り客が来ていた。
干潮の時期は、「PHPで潮位を計算する」のプログラムを活用していただきたい。
また、全国の潮干狩りスポットや準備については、るるぶの潮干狩りスポットが参考になるだろう。
中の島公園 - 潮干狩会場の大きな写真大きな写真
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中の島公園 - 潮干狩会場
採取の中心はアサリである。
大人2キロまで、子ども1キロまでは入漁料に含まれているのだが、時間内にこれだけ採るのは至難の業である。たくさん採りたい方は、コツを調べてから行った方がいい。
中の島公園 - 潮干狩会場の大きな写真大きな写真
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中の島公園 - 潮干狩会場
木更津の場合、現地の入場時間にしたがっていれば、潮が満ちてきて小さな子が流されてしまうという危険も無さそうだ。
中の島公園 - 潮干狩会場
大きな写真大きな写真
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厚生水産 - 木更津
木更津駅までの途中、大きな土産物屋は少ない。写真は厚生水産
厚生水産 - 木更津の大きな写真大きな写真
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アサリ
帰宅してから砂を吐かせた。塩分濃度をどのくらいにすればいいのかわからないのだが、3%(水道水カップ1に対して食塩小さじ1杯くらいで元気に砂を吐いてくれた。あまりに元気なので、台所が水浸しになってしまったが。
アサリの大きな写真大きな写真
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なお、浜で海水を入手できるので、自動車で来ている方はタンクを持ってきておくと良いだろう。帰宅するまで浸けておけば、夕食に間に合うかもしれない。

参考サイト

交通アクセス

木更津駅から中之島公園(千葉県木更津市中の島)まで約1.6キロメートル。徒歩で約24分、車で約3分の行程だ。
帰りは木更津駅集合なので、時間に余裕をみておく必要がある。
港に至るまでの歩道はよく整備されている。

【鉄道】
  • 東京駅からJR特急で約52分,JR快速で約61分
  • 千葉駅からJR快速で約36分
【バス】

近隣の情報

(この項おわり)
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