ルイス・C.ティファニー庭園美術館前駅は日本一長い駅名

2006年7月21日 撮影
ルイス・C.ティファニー庭園美術館前駅
ルイス・C.ティファニー庭園美術館前駅(島根県松江市西浜佐陀町264-6)は、一畑電車 (いちばたでんしゃ) 北松江線の駅で、2001年(平成13年)4月2日から2007年(平成19年)5月20日まで、日本で一番長い駅名であった。
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ルイス・C.ティファニー庭園美術館前駅
確かに長い。18文字もある。
名前の通りルイス・C.ティファニー庭園美術館の最寄り駅であった。しかし、2007年(平成19年)3月31日に美術館は閉館し、隣接する「松江イングリッシュガーデン前」駅に改名された。
ルイス・C.ティファニー庭園美術館前駅
駅の路線表示も大変である。
ルイス・C.ティファニー庭園美術館にしろ、松江イングリッシュガーデンにしろ、立派な外観の施設なのだが、こちらは寂しい無人駅である。駅名が変わっても、駅の意雰囲気は変わらないだろう。
一畑電鉄
この4日前の朝、すぐ近くの長江駅近くで土砂崩れがあり、車両が土砂に乗り上げてしまった。このため、この区間は運休。にもかかわらず、駅ホームに入るのを妨げるものは何もない。実にのどかである。

当初、一畑電車で駅に入る予定だったが、JR山陰本線・松江駅からバスで向かった。

2009年(平成21年)8月27日、この近くで下り電車の先頭車両が脱線し、80メートル走って止まった。線路脇の鉄柱にぶつかり運転席の窓ガラスが割れたが、運転士と乗客に怪我はなかったとのこと。
一畑電鉄関連
駅の開業は古く、1964年(昭和39年)。当時は古曽志駅だった。1970年(昭和45年)に古江駅に改称。今の名前になったのは2001年(平成13年)4月2日である。
ホームの待合室の地図には古江駅の名前が残っている。

駅名になっているルイス・カムフォート・ティファニー(Louis Comfort Tiffany)は、宝飾会社ティファニーの創業者、チャールズ・ルイス・ティファニーの長男である。父の会社の跡を継がず、ガラスの芸術家として、アメリカにおけるアール・ヌーヴォーの第一人者として有名である。
=ルイス・C.ティファニー庭園美術館には、「ヘレン・グレードの風景」と呼ばれる高さ3メートルを超すステンドグラスなど、世界的に評価の高い作品が展示されていた。

6年ぶりに日本で一番長い駅名に返り咲くのは、南阿蘇鉄道の「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」駅だ。2008年(平成20年)7月、ぱふぅ家が訪れることになる。
【鉄道】
  • 一畑電鉄・松江しんじ湖温泉駅から5分で松江イングリッシュガーデン前駅。
【バス】
  • JR松江駅から一畑バスで松江イングリッシュガーデン前まで約30分

近隣の情報

(この項おわり)
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