
日暮里・舎人ライナーは、日暮里駅(東京都荒川区)と見沼代親水公園駅(東京都足立区)を結ぶ新交通システムである。2008年(平成20年)3月30日に開業した。東京都交通局が運営する。
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日暮里・舎人ライナーは、東京都区内の他地域と比べて公共交通の便が悪かった足立区西部の谷在家・舎人地区とJR山手線の駅を結ぶために敷設された。1985年(昭和60年)に着想されたが、工事の認可が下りたのは1997年(平成9年)、当初予定だった1999年(平成11年)から9年遅れの開業となった。

見沼代親水公園駅の50メートルほど北側は埼玉県草加市である。これ以上は延伸されないのかもしれない。
駅の下にはバスターミナルがあり、多くの乗客は、ここからバスに乗り換えていた。
じつは、「里48」という都営バスの路線があり、日暮里・舎人ライナーと同じ経路を走っている。
駅の下にはバスターミナルがあり、多くの乗客は、ここからバスに乗り換えていた。
じつは、「里48」という都営バスの路線があり、日暮里・舎人ライナーと同じ経路を走っている。

日暮里・舎人ライナーは終点まで320円と、都営バスの方が圧倒的に安い。尾久橋通りは渋滞が激しいために新交通システムが必要だということだが、この日見た限りでは、道路はガラガラだった。

輸送力
開業初年度の1日平均輸送人員は約4万9000人であった。それが、2014年度には約7万1000人にまで増加した。じつは、計画時の1日平均輸送人員は5万9000人だった。
2014年度の最混雑区間は赤土小学校前 - 西日暮里間で、混雑率は187%。激しいラッシュで知られる小田急小田原線の189%、東急田園都市線の185%にも匹敵する混雑ぶりだ。1時間あたり輸送人員7281人は、首都圏や関西圏を除く中小私鉄よりはるかに多く、東京モノレールを除く各モノレールの約2~3.5倍にも達する。
2014年度の最混雑区間は赤土小学校前 - 西日暮里間で、混雑率は187%。激しいラッシュで知られる小田急小田原線の189%、東急田園都市線の185%にも匹敵する混雑ぶりだ。1時間あたり輸送人員7281人は、首都圏や関西圏を除く中小私鉄よりはるかに多く、東京モノレールを除く各モノレールの約2~3.5倍にも達する。
交通アクセス

(この項おわり)