大田市場 花き部

2008年11月17日 撮影
大田市場 花き部
大田市場 花き部
大田市場(大田区東海三丁目2番1号)を見学した。青果、水産、花き(花卉)を扱っている、東京都中央卸売市場のひとつだ。
総面積40万1,925平方メートル、青果取扱量1日当たり3,175トン(2007年)は、いずれも日本一である。

写真は花き部(大田区東海二丁目2番1号)――青果市場から少し離れている。屋上のモニュメントを見れば、花きを扱っていることが一目瞭然だ。

民営の花き地方卸売市場を統合し、1990年(平成2年)9月に業務をはじめた。
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大田市場花き部
大田市場の花き取扱量は、切り花換算で1日当たり329万本、金額ベースで1億7,600万円(2006年)と、これも日本一だ。全国で花きを扱う25の中央卸売市場の取扱額の、じつに35.5%を大田市場が占める。

花き棟は、面積22,000平方メートル。地下には4,000平方メートルの広さの定温倉庫がある。

毎日午前7時から、別の部屋でセリが始まる。
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セリ-大田市場花き部
ここではせり下げ方式が導入されている。
写真の左側に並ぶ電光掲示板に価格が示されており、その下をコンベアに乗って商品が移動していく。電光掲示板に表示される金額が減っていき、買いたい価格になったら手元のボタンを押す仕組みだ。
すべてコンピュータ制御になっており、せりは静かに淡々と進む。女性の買い付け人にも人気があるという。
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せりシステム-大田市場花き部
花き部の「せりシステム」を開発したのは、JFEエンジニアリングだ。
1990年(平成2年)の開業当初に導入された日本初のせりシステムで、2000年(平成12年)にはインターネット取引システムも導入された。
せりシステム-大田市場花き部の大きな写真大きな写真
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大田市場花き部
最初、半円形のゲージがすべて赤く点灯し、最高価格を示す。これが徐々に減っていき、端末側のボタンが押されたことをキャッチして価格を決定する仕組みになっている。

仲卸会社は19社、20店舗が入っている。
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交通アクセス・見学について

【見学について】
  • 24時間見学可能。
  • 公式サイトから「市場見学申請の様式」をダウンロードし、FAXまたは電子メールにて申請する。
【鉄道】
  • 東京モノレール「流通センター駅」下車、徒歩20分
【バス】
  • JR「品川駅」東口から都バス「大田市場」行き、約30分
  • 京急線「平和島駅」からバス約10分
  • JR「大森駅」東口から京急バス
  • 東京バス案内WEB(東京バス協会)
卸売市場関連

近隣の情報

参考サイト

(この項おわり)
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