
高野山 奥之院

高野山 奥之院

こうやくん

新明和工業株式会社の慰霊碑

しろあり供養塔
新明和工業株式会社の慰霊碑の対面には、公益社団法人 日本しろあり対策協会のしろあり供養塔がある。

駆除されたシロアリと、防除に携わってきた功労者が合祀されているという。狩る者と狩られる者、あの世ではどんな話をしているのだろうか。

駆除されたシロアリと、防除に携わってきた功労者が合祀されているという。狩る者と狩られる者、あの世ではどんな話をしているのだろうか。

ヤクルト
株式会社ヤクルト本社は、そのものずばりの慰霊碑である。乳酸菌シロタ株を弔っているのかと思ったら、会社に貢献のあった4千人以上に及ぶ物故者の慰霊碑という。毎年慰霊祭が行われている。

上島珈琲店
参道をさらに進むと杉の巨木に囲まれて陽が差し込まず、苔むした墓石が多くなる。ここからは歴史上の有名人の墓が多い。
生前は不倶戴天の敵同士であっても、思想信条が違っていようとも、すべてを包み込む真言密教の包摂の原理により、あの世では皆仲良く高野山で眠るのである。

弘法大師の教えは“五感に訴える”ことが根幹にある。まず目で見て、身体で感じて、心で思い、身体全体を使って宇宙の真理と一体化する。これを身口意と呼ぶ。
大日如来の宇宙的な身口意と一体化することが究極の悟りで、それに向けて修行するのが真言宗である。
生前は不倶戴天の敵同士であっても、思想信条が違っていようとも、すべてを包み込む真言密教の包摂の原理により、あの世では皆仲良く高野山で眠るのである。

弘法大師の教えは“五感に訴える”ことが根幹にある。まず目で見て、身体で感じて、心で思い、身体全体を使って宇宙の真理と一体化する。これを身口意と呼ぶ。
大日如来の宇宙的な身口意と一体化することが究極の悟りで、それに向けて修行するのが真言宗である。

松平秀康及び同母霊屋

肥前島原松平家墓所

浅野長矩墓所

頌徳殿
頌徳殿は、1915年(大正4年)、高野山開創1100年(康和2年)の記念事業として建立された。高野山では数少ない大正時代の建築物である。
現在は休憩所として開放されており、セルフサービスでお茶を飲むことができる。
現在は休憩所として開放されており、セルフサービスでお茶を飲むことができる。

水掛地蔵

燈籠堂
杉林の奥に見えるのが燈籠堂で、その奥に空海の御廟がある。この太鼓橋から先は聖地であり、撮影禁止となる。

燈籠堂は、高野山第二世真然大徳によって建立され、1023年(治安3年)に藤原道長によって、現在に近い大きさになったと伝えられている。堂内には、消えずの火として祈親燈、白河上皇が献じた白河燈、宮様と首相の手によって献じられた昭和燈が燃え続けている。

燈籠堂は、高野山第二世真然大徳によって建立され、1023年(治安3年)に藤原道長によって、現在に近い大きさになったと伝えられている。堂内には、消えずの火として祈親燈、白河上皇が献じた白河燈、宮様と首相の手によって献じられた昭和燈が燃え続けている。

燈籠堂
御廟の前で読経している参拝者が多いことに驚かされた。他の寺院では見られない光景だ。
また、A級戦犯やBC級戦犯とされた元日本軍人を追悼する「昭和殉難者法務死追悼碑」が2014年(平成26年)4月に営まれ、安倍晋三首相が自民党総裁名で哀悼の意を伝える書面を送っていたことが話題になった。

毎年8月13日の夜には高野山万灯供養が行われ、参道に無数のロウソクが灯される。
行程の都合上、日没まで滞在できないことが悔やまれる。
また、A級戦犯やBC級戦犯とされた元日本軍人を追悼する「昭和殉難者法務死追悼碑」が2014年(平成26年)4月に営まれ、安倍晋三首相が自民党総裁名で哀悼の意を伝える書面を送っていたことが話題になった。

毎年8月13日の夜には高野山万灯供養が行われ、参道に無数のロウソクが灯される。
行程の都合上、日没まで滞在できないことが悔やまれる。
参考書籍
![]() |
高野山 | ||
著者 | 松長 有慶 | ||
出版社 | 岩波書店 | ||
サイズ | 新書 | ||
発売日 | 2014年10月21日頃 | ||
価格 | 1,056円(税込) | ||
ISBN | 9784004315087 | ||
日本各地のみならず、世界から多くの人が訪れる高野山。世界遺産に登録されて、二〇一五年には開創一二〇〇年を迎える。この地の四季を通じての儀礼、歴史、弘法大師・空海の生涯、そして仏像や建築など文化財について、高野山に生まれ育ち、密教研究の第一人者であり、高野山真言宗管長を務める著者が体験を込めて綴る。 | |||
参考サイト
- 高野山 奥之院:公式サイト
- 戦国武将と高野山奥之院:鎧袖初雁雑事記
- 高野山 金剛峯寺 奥之院:みみたろうの探訪記録
- 高野山「奥の院」に圧倒され:「歴史の旅&外出」の記録
- 2014年 天空の聖域 高野山・奥ノ院:バイクツーリング記録2
- 高野山 奥之院:おさんぽいってもいいよぉ
交通アクセス
【鉄道+バス】

- 南海鋼索線「高野山駅」下車、バスで約25分
- 橋本市から国道370号線で九度山方面へ。九度山から花坂交差点(三叉路)を国道480号線(西高野街道)に向かうと高野山へ。橋本市からの所要時間は約1時間。駐車場あり。

近隣の情報
- 高野山 奥之院:ぱふぅ家のホームページ
- 金剛峯寺は高野山真言宗の総本山:ぱふぅ家のホームページ
- 高野山駅は高野山観光の玄関口:ぱふぅ家のホームページ
- 聖地・高野山で‘テラワーク(2020年9月12日)
- 鉄砲隊、勇壮に演武九度山・真田まつり(2019年5月5日)
- 高野山ケーブルカー運行開始記念セレモニー(2019年3月5日)
- 高野山ケーブルカー、半世紀ぶり新型(2018年6月11日)
- 冬景色に柿色の彩り 奈良・五條で「つるし柿」(2017年12月26日)
- ツキヨタケ淡く光る 田辺市の護摩壇山(2017年10月4日)
- 冬季休業終え営業再開 ごまさんスカイタワー(2016年4月6日)
- 高野山開創1200年、大法会始まる(2015年4月3日)
(この項おわり)
一の橋入口から御廟まで2kmにわたり、杉の巨木に覆われている。
最深部には、空海が今も瞑想されている御廟があり、信者が供えた無数の灯明がゆらめく。空海は62歳の時に座禅を組み、永遠の悟りの世界に入ったとされ、今でも生きているので、入寂、寂滅と呼ばずに入定と呼んでいる。