哲学の道は琵琶湖疎水に沿った散歩道

2017年8月12日 撮影
哲学の道
哲学の道とは、北の銀閣寺から南の若王子神社まで、琵琶湖疎水 (そすい) 沿いに設けられた全長1.5kmの散策道である。日本の道百選に選ばれている。

1890年(明治23年)、琵琶湖疏水が完成したときに管理用道路として設置された。当時は、周辺に多くの文人が住んでおり、「文人の道」と呼ばれていた。その後、京都大学の哲学者、西田幾多郎 (にしだ いくたろう) 田邊元 (たなべ はじめ) らが散策しながら施策を巡らしたことから、「思索の小径」と呼ばれるようになる。
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哲学の道
1972年(昭和47年)、保存を求める地元住民の総意により「哲学の道」という名前に決まった。
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西田幾多郎の歌碑 - 哲学の道
西田幾多郎の歌碑
哲学の道の半ば、法然院の近くに西田幾多郎が詠んだ歌が石碑に刻まれている。
人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり
マイペースな方だったようである。
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哲学の道
近くに居を構えた日本画家、橋本関雪 (はしもと かんせつ) と妻よねが、1921年(大正10年)に300本の桜の苗木を寄贈し、桜の名所となっている。
思索をするには、カフェインと糖分が欠かせない――道沿いには、喫茶店や甘味処が充実している😀
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交通アクセス

【京都駅からバス】
  • 北から歩く:市バス100系統「銀閣寺道」下車徒歩5分
  • 南から歩く:市バス5系統「南禅寺永観堂道」下車徒歩約3分
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参考サイト

(この項おわり)
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