
入口

1997年5月3日 撮影
21年前に訪問した時に比べ、いくつかの施設が復元されていた。

八王子城跡
面積が159ヘクタールにも及ぶ広大な山城で、全容が判りにくいとされることから、2012年(平成24年)、麓に八王子城ガイダンス施設が設置された。八王子城の歴史や意義などを、初めて訪れた方にもわかりやすく解説している。

八王子城跡管理事務所では、2009年(平成21年)4月よりボランティアによるガイド(無料)が行われている。人員に余裕があれば、山頂付近の要害部、その最も奧の伝大天守まで案内してくれる。

八王子城跡管理事務所では、2009年(平成21年)4月よりボランティアによるガイド(無料)が行われている。人員に余裕があれば、山頂付近の要害部、その最も奧の伝大天守まで案内してくれる。

曳橋
曳橋は、古道から御主殿へわたるために城山川に架けられた橋である。
築城当時の構造については諸説あるが、現在の建築技術で16世紀当時の道筋を再現して架けられている。
築城当時の構造については諸説あるが、現在の建築技術で16世紀当時の道筋を再現して架けられている。

山道
築城当時の登山道が旧道で、明治に入って木曾御嶽講が流行り、参詣のために登りやすく作られた登山道が新道である。8号目にあたる柵門跡で旧道と合流する。行き帰りで道を変えてみよう。

皇紀2600年(令和582年)記念植樹
麓から頂上までの標高差は220メートルだが、北条氏が本気で築城した山城であり、軽登山の準備をして登った方がいい。本丸まで30~40分はかかる。

八王子神社

本丸跡
八王子神社のすぐ先に、本丸跡がある。城の中心で、最も重要な曲輪である。平地が広くないため、大きな建造物はなかったと考えられている。

石碑
913年(延喜13年)、華厳菩薩妙高が、山中で修行をしている際に出現した五頭天王と8人の王子に会った。916年(延喜16年)、八王子権現として祀ったといわれている。

この言い伝えに基づき、北条氏照は八王子城の築城に当たり、八王子権現を城の守護神とした。これが八王子の市名の起源とされている。

この言い伝えに基づき、北条氏照は八王子城の築城に当たり、八王子権現を城の守護神とした。これが八王子の市名の起源とされている。

八王子城跡
1590年(天正18年)、北条氏照が籠城している小田原城を攻略中の豊臣秀吉は、前田利家、上杉景勝、真田昌幸に命じ、数万の大軍で八王子城を攻略した。
主が不在の中、留守部隊は必死に防戦したが、たった1日で落城してしまった。
主が不在の中、留守部隊は必死に防戦したが、たった1日で落城してしまった。

八王子城跡
観音堂への参道には古い木橋が架かっているが‥‥

八王子城跡
老朽化のためだろう。通行止めとなっている。

供養碑
供養碑――八王子城落城の際、籠城していた将兵や女性、子どもは御主殿の滝の上で次々と自刃し、城山川は三日三晩、血で赤く染まったという。

天狗の石像 - 高尾駅
高尾駅のホームにある高さ2.4メート類の天狗の石像。鼻の長さは1.2メートルもある。重量は18トンだ。

京王高尾山温泉 / 極楽湯
高尾山口駅に隣接し、日帰り温泉施設「京王高尾山温泉 / 極楽湯」がある。

2011年(平成23年)に掘削を開始し、固い岩盤に阻まれ工事は難航したものの、2015年(平成27年)10月に開業した。
泉質はアルカリ性単純温泉で、pH9.9、泉温は26.2℃である。湧出量は毎分300リットル。ヒノキ風呂をはじめとする内湯に加え、炭酸泉の露天風呂、岩風呂を備えている。

2011年(平成23年)に掘削を開始し、固い岩盤に阻まれ工事は難航したものの、2015年(平成27年)10月に開業した。
泉質はアルカリ性単純温泉で、pH9.9、泉温は26.2℃である。湧出量は毎分300リットル。ヒノキ風呂をはじめとする内湯に加え、炭酸泉の露天風呂、岩風呂を備えている。
交通アクセス
【鉄道+バス】

- JR高尾駅下車、北口1番乗り場より西東京バス「霊園前・八王子城跡入口」降車、徒歩約15分で登山口
- 首都圏中央連絡自動車道「八王子西IC」から高尾方面へ約10分

参考サイト
- 八王子城跡:オフィシャルガイドの会
- 城山ハイキング:ぱふぅ家のホームページ
- 6月23日、八王子城は今年も落城す:風なうらみそ~小田原北条見聞録
- 170904山城6 八王子城+松姫古道:denの段だらウォーキング日記 5冊目
- 西多摩散歩 ; 八王子城跡から滝山城跡散歩へ:時空散歩
近隣の情報
- 八王子城跡は北条氏が本気で築いた山城:ぱふぅ家のホームページ
- 城山ハイキング:ぱふぅ家のホームページ
- 武蔵陵墓地(多摩御陵)には大正・昭和天皇が眠る:ぱふぅ家のホームページ
- 高尾山の紅葉:ぱふぅ家のホームページ
- 高尾山、初詣の人たちでにぎわう(2018年1月3日)
- 紅葉をめぐってスタンプ集めよう 京王電鉄(2017年10月19日)
- 高尾山、行楽客でにぎわい 暑さの中、新緑楽しむ(2017年5月14日)
- 山頂まで登れる特殊な小型救急車(2017年4月19日)
- お待たせ!曳橋ルート復活(2016年3月30日)
(この項おわり)
登山口に鳥居があり、新道と旧道に分かれる。いずれも柵門跡(8合目)で合流する。