和宗総本山 四天王寺(大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18)は、聖徳太子が建立したと伝えられている7つの寺院の1つで、推古天皇元年(593年)に建立されたという。飛鳥寺と並ぶ日本最古の仏教寺院である。
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既存の仏教の諸宗派にはこだわらないという立場から、1946年(昭和21年)に和宗総本山を名乗っている。
西門は、寺院であるにもかかわらず鳥居がある。1294年(永仁2年)に石製のものに取り替えられたが、それ以前は木製で、どうやら創建当初からあったらしい。神仏習合の名残だろう。
西門は、寺院であるにもかかわらず鳥居がある。1294年(永仁2年)に石製のものに取り替えられたが、それ以前は木製で、どうやら創建当初からあったらしい。神仏習合の名残だろう。
南大門が本来の正門であるが、極楽浄土の入口に通じると信じられた石鳥居からの参拝者も多い。重要文化財である。
四天王寺は一時期、浄土宗を生み出した天台宗に所属していたことがある。
浄土信仰では「西に極楽がある」とされていたため、西大門は特別視されており、極楽門とも呼ばれている。
四天王寺は一時期、浄土宗を生み出した天台宗に所属していたことがある。
浄土信仰では「西に極楽がある」とされていたため、西大門は特別視されており、極楽門とも呼ばれている。
有名な五重塔は、創建以来何度も喪失しているが、そのたびに再建している。現在のものは1963年(昭和38年)に完成した鉄筋コンクリート製の8代目で、高さ39.2メートルある。屋根は本瓦葺である。内部拝観が可能で、最上階まで登ることができる。
北鐘堂は黄鐘楼と呼ばれ、その鐘の音は遠く極楽までも響くといわれている。春秋の彼岸には先祖供養のための鐘の音が絶えない。御本尊・阿弥陀如来像の左右には、永代供養の位牌を安置している。
境内中央には大きなお堂があり、昼夜6回にわたって諸礼讃をするところから六時礼讃堂と呼ばれる。納骨や供養などが行われる中心道場であり、大法要もここで行われる。
1623年(元和9年)の建立で、重要文化財に指定されている。
1623年(元和9年)の建立で、重要文化財に指定されている。
交通アクセス
【鉄道】
- 大阪メトロ「天王寺駅」から徒歩12分
- 大阪メトロ「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」から徒歩5分
- 近鉄南大阪線「阿部野橋駅」から徒歩14分
参考サイト
- 和宗総本山 四天王寺
- 金剛組
- 四天王寺の四つの霊石:letuce's room
- 四天王寺西門:驕れる人も久しからず
- 四天王寺玉造苑:絵本とおじさんそして猫
近隣の情報
- 和宗総本山四天王寺は世界最古の企業・金剛組が建築:ぱふぅ家のホームページ
- 通天閣は国の登録有形文化財:ぱふぅ家のホームページ
- あべのハルカスは関西一の超高層ビル:ぱふぅ家のホームページ
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(この項おわり)