青く輝く地底湖。龍泉洞には8つの地底湖が確認されており、龍泉洞地底湖の水として1985年(昭和60年)、名水百選の選定された。天然弱アルカリ性の軟水ミネラルウォーターだ。
龍泉洞は、昔から大量の水が湧く洞窟として知られており、発見当初は中に入るのも難しかったそうだ。地底湖の上の崖からゴムボートを下ろして第一地底湖の調査が行われるようになったのは、1959年(昭和34年)に入ってから。
洞窟内の気温は、年間を通して10~11℃と一定しているという。夏場は涼しく、冬場は暖かく感じる。観光ルートだけでも700メートルあるので、夏場でも羽織るものが要るだろう。
写真は「長命の淵」と呼ばれる場所。ここにも澄んだ水が溜まっている。
龍泉洞の水は、世界有数の透明度を誇っている。モンドセレクション(国際食品品評会)で3年連続金賞に輝いた。地下深くに潜り込んだ沢の水が、地底湖から湧出するためである。良質の腐植土によって濾過され、石灰質を多く溶かし込んでいるので、味がしっかりとしたものとなっている。
龍泉洞の水は、世界有数の透明度を誇っている。モンドセレクション(国際食品品評会)で3年連続金賞に輝いた。地下深くに潜り込んだ沢の水が、地底湖から湧出するためである。良質の腐植土によって濾過され、石灰質を多く溶かし込んでいるので、味がしっかりとしたものとなっている。
「龍宮の門」の奥は地底湖になっている。
大昔、宇霊羅山の麓から「シュー、シュー、シュー」と聞き慣れな音がするようになった。人々は噴火や地震の前兆ではないかと恐れた。その音は七日七晩続き、ひときわ大きな音がすると、岩山を割りながら大きな龍が飛び出して、天高く昇っていった。龍の抜けた大穴には美しい泉がこんこんと湧き出して、以来、そこを龍泉洞と呼ぶようになったという。
龍泉洞は、その美しさゆえにデート・スポットとして有名になり、2014年(平成26年)、恋人の聖地に認定された。
交通アクセス
【バス】
- 盛岡駅からバスで約2時間。
- 小本駅からバスで約25分。
参考サイト
- 龍泉洞と龍泉新洞科学館:岩手県観光協会
- 秋芳洞:ぱふぅ家のホームページ
- 龍河洞:ぱふぅ家のホームページ
近隣の情報
- 龍泉洞の水は世界有数の透明度を誇る:ぱふぅ家のホームページ
- ふれあいらんど岩泉のブルートレイン日本海は宿泊施設:ぱふぅ家のホームページ
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(この項おわり)
高低差249メートル。総延長は、知られている部分だけで4,000メートル(うち一般公開されているのは700メートル)あり、全体は5,000メートルを超えるのではないかとされている。
洞内に棲むコウモリとともに、1938年(昭和13年)、「岩泉湧窟及びコウモリ」として国の天然記念物に指定された。