
ロマンスカーミュージアム(神奈川県海老名市めぐみ町1-3)は、海老名駅の隣にある小田急電鉄の鉄道博物館である。歴代のロマンスカー車両や、新宿から⼩⽥原・箱根まで⼩⽥原線沿線を再現した巨大な鉄道ジオラマが展示されている。
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「子どもも大人も楽しめる鉄道ミュージアム」をコンセプトに、小田急線内の各地車両基地に保管されていた保存車両を移設し、2021年(令和3年)4月19日に開館した。

ヒストリーシアターには、1927年(昭和2年)4月1日の小田急線開業当時の車両「モハ1」が停車するプラットフォームで、小田急電鉄とロマンスカーの軌跡をたどるムービーを見ることができる。

日本車輌製造で18両が製造された近代車両で、新宿駅と稲田登戸駅(現・向ヶ丘遊園駅)の間を運行した。ラッシュ時は2両編成で、それ以外の時間帯は単行で運転された。
車体長は14.2メートル、片開き扉を3箇所に配した半鋼製車体で、日よけとして鎧戸を備えている。自重29.71トン、定員は100人(座席44人)。直流1,500Vで、主動機出力は60kW。最高速度は80km/h。

日本車輌製造で18両が製造された近代車両で、新宿駅と稲田登戸駅(現・向ヶ丘遊園駅)の間を運行した。ラッシュ時は2両編成で、それ以外の時間帯は単行で運転された。
車体長は14.2メートル、片開き扉を3箇所に配した半鋼製車体で、日よけとして鎧戸を備えている。自重29.71トン、定員は100人(座席44人)。直流1,500Vで、主動機出力は60kW。最高速度は80km/h。

車内はロングシートで、室内灯は白熱灯。運転台は中央にあり、客室とは真鍮製のパイプで区分されている。
戦中・戦後も活躍し、1950年代後半には荷物電車に改造されたり、熊本電気鉄道や日立電鉄に売却された。日立電鉄に最後まで残った車両は1993年(平成5年)に廃車になった。
戦中・戦後も活躍し、1950年代後半には荷物電車に改造されたり、熊本電気鉄道や日立電鉄に売却された。日立電鉄に最後まで残った車両は1993年(平成5年)に廃車になった。


先頭部が流線形になっており、1957年(昭和32年)の東海道本線での高速試験において、当時の狭軌鉄道における世界最高速度記録となる145km/hを樹立した。「新幹線のルーツ」「超高速鉄道のパイオニア」と呼ばれる。

先頭車は車体長15.9メートル、中間車は12.7メートルで、車体幅は2.8メートル。編成定員は348名(1968年以降は222名)。部品などの軽量化を徹底し、編成重量は147トン。1968年(昭和43年)以降には114トンに軽量化された。

本形式の登場を契機として、鉄道友の会ではブルーリボン賞を創設し、1958年(昭和33年)に第1回のブルーリボン賞を受賞した。
1992年(平成4年)に20000形RSEが登場するまで運用され、1993年(平成5年)に廃車となった。
1992年(平成4年)に20000形RSEが登場するまで運用され、1993年(平成5年)に廃車となった。

3100形NSEは、小田急の特急車両では初めて前面展望席を設けた車両であり、New Super Express(NSE)という愛称が付けられ、1963年(昭和38年)から2000年まで運用された。1964年(昭和39年)にブルーリボン賞を受賞した。

1964年(昭和39年)の東京オリンピックの開催を控え、輸送力増強のために導入された。座席は回転式クロスシートで、シートピッチ970mm。3号車と9号車には喫茶カウンター(売店)を設置した。


10000形HiSEは、1987年(昭和62年)から2021年まで運用された。観光バスにハイデッカーの導入が進んでいることなどを受け、HiSEは展望席以外からも眺望を楽しめるように高床構造となっている。

ロマンスカーは3000形SEから、高速域での安定性工場や乗り心地の良さを追求するため、連接電動台車を用いている。


愛称の RSE はResort Super Expressの略。7両編成で、編成長は142.3メートル、編成定員は402名。1992年(平成4年)に鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞。

運転台の主幹制御器は右手操作のワンハンドル式を採用し、松田での乗務員交代の際に保安装置の切り替えをマスコンキー1本で可能とするOJ切替え装置を設置した。

4号車階下席には、セミコンパートメントを3室設置した。

3・4号車の平屋部分にサービスコーナーが設置され、ここから車内販売が行われた。カウンター内には特別席のコールボタン表示盤が設置されていた。



日中の新宿駅。

夜の新宿駅。
交通アクセス
【鉄道】

- 小田急線「海老名駅」下車、すぐ

参考サイト
近隣の情報
- ロマンスカーミュージアムに歴代車両が集結:ぱふぅ家のホームページ
- はやぶさ2宇宙のロマン、全長6メートル実物大模型も(2021年9月1日)
- 愛称は「ユキ」「サチ」(2021年5月16日)
- 夏色10万本、鮮やか神奈川・座間「ひまわりまつり」(2018年7月26日)
- 昔の道具で時代学ぶ(2018年2月8日)
- 150年ぶり 厳か汐汲み神事(2017年9月13日)
- 深海で光るナマコ展示 新江ノ島水族館(2017年9月6日)
- 新江ノ島水族館で「ナイトアクアリウム」(2014年6月8日)
- 古民家でひな祭り、段飾りなど30点を3施設で展示(2014年3月2日)
(この項おわり)