
ナウマンゾウ親子像
野尻湖は、信濃町の標高654メートルに位置する湖で、面積は4.56km2と、長野県内の天然湖としては諏訪湖に次いで2番目に大きい。ナウマンゾウ化石や旧石器時代の遺物が出土する湖として有名だ。湖畔にナウマンゾウ親子像がある。
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野尻湖ナウマンゾウ博物館
野尻湖ナウマンゾウ博物館(長野県上水内郡信濃町野尻287-5)は、1962年(昭和37年)から60年間続いている野尻湖発掘の成果を中心に、約5万年前から現代に至るまでの野尻湖周辺の自然環境を研究・展示している。

野尻湖ナウマンゾウ博物館

野尻湖ナウマンゾウ博物館
臼歯の化石が並ぶ。
1948年(昭和23年)に、地元の旅館を経営する加藤松之助が、偶然ナウマンゾウの臼歯を発見した。発見当初は、その形から「湯たんぽの化石」と呼ばれていた。
1948年(昭和23年)に、地元の旅館を経営する加藤松之助が、偶然ナウマンゾウの臼歯を発見した。発見当初は、その形から「湯たんぽの化石」と呼ばれていた。

野尻湖ナウマンゾウ博物館
1953年(昭和28年)には旧石器時代の遺物も発見された。
研究チームの間で様々な議論が交わされたが、古生物学者の井尻正二が「議論ばかりしていないで掘ってみたらどうか」と提案したことがきっかけになり、1962年(昭和37年)3月に第1次野尻湖発掘がはじまった。
研究チームの間で様々な議論が交わされたが、古生物学者の井尻正二が「議論ばかりしていないで掘ってみたらどうか」と提案したことがきっかけになり、1962年(昭和37年)3月に第1次野尻湖発掘がはじまった。

野尻湖ナウマンゾウ博物館
発掘調査は、野尻湖ナウマンゾウ博物館を本部とする民間団体「野尻湖発掘調査団」が行っており、発電所の取水による水面の低下のため湖岸が沖合に後退する時期に合わせて、3年に1回、3月に行われる。

野尻湖ナウマンゾウ博物館
館内には発掘調査の参加者名簿が掲げられている。あなたの名前も記録されているかもしれない。

発掘は、世界的にも珍しい大衆発掘で行われており、全国から、子どもから大人まで多くの人々が発掘に協力している。野尻湖友の会で発掘のための研修を行い、その会員になれば誰でも発掘調査に参加できる。発掘費用は、参加者の参加費によって賄われている。

発掘は、世界的にも珍しい大衆発掘で行われており、全国から、子どもから大人まで多くの人々が発掘に協力している。野尻湖友の会で発掘のための研修を行い、その会員になれば誰でも発掘調査に参加できる。発掘費用は、参加者の参加費によって賄われている。

野尻湖
野尻湖の水深は39.1メートルもあり、貯水量では諏訪湖を上回る。芙蓉湖とも呼ばれる。
かつては信濃尻湖と呼ばれており、これが変化して野尻湖になったという。
かつては信濃尻湖と呼ばれており、これが変化して野尻湖になったという。

琵琶島
スワンボートを漕いで、遊覧船ボート乗り場の近くにある琵琶島(弁天島)に上陸する。

宇賀神社

宇賀神社
琵琶島は周囲660メートル。樹木が生い茂っており、真夏でも涼しい。境内には、野尻湖で没した上杉家家臣の宇佐美定満の墓がある。

宇賀神社
毎年8月26日~29日に例祭が行われ、28日の神幸祭では、御神体が舟で湖を渡り(湖上渡御)里宮に入る。浦安の舞が奉納され、その後神楽が町廻りをする。
交通アクセス
【鉄道】

- しなの鉄道北しなの線「黒姫駅」からタクシーで約6分

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(この項おわり)