牛にひかれて善光寺参り

2015年8月15日 撮影
本堂 - 善光寺
善光寺(長野県長野市元善町491)は、インドから百済経由で 552 年に日本に伝えられた日本最古の仏像「一光三尊阿弥陀如来像」を本尊としている。642 年、現在の地に遷座された。
本堂 - 善光寺の大きな写真大きな写真
(2560×1677 ピクセル, 1597 Kbyte)
本堂は 1707 年(宝永 4 年)に再建された。江戸時代中期を代表する仏教建築として国宝に指定されている。
間口約 24 メートル、奥行き約 54 メートル、高さ約 26 メートルという国内有数の木造建築で、T 字型の棟の形が鐘を叩く撞木 (しゅもく) に似ていることから「撞木造り」と呼ばれている。屋根は総檜皮 (ひわだ) 葺きだ。
山門 - 善光寺
山号は定額山 (じょうがくさん) で、宗派はない。天台宗の大勧進と 25院、浄土宗の大本願と 14 坊によって運営されている。
山門 - 善光寺の大きな写真大きな写真
(2560×1754 ピクセル, 1754 Kbyte)
仁王門 - 善光寺
戦国時代には荒廃したが、徳川家康により寺領千石の寄進を受け徐々に復興し、江戸時代末期には「一生に一度は善光寺詣り」と言われるようになった。現代では、秘仏の本尊の代りである前立本尊が御開帳となる年に、とくに多くの参拝者が訪れる。

仁王門は 1752 年(宝暦 2 年)に建立されたが、善光寺大地震などにより 2 度焼失し、現在のものは 1918 年(大正 7 年)に再建されたものである。
仁王門 - 善光寺の大きな写真大きな写真
(1746×2560 ピクセル, 2108 Kbyte)
善光寺
善光寺の仁王像は通常とは逆で、左側に口を開いているのが阿形 (あぎょう) を配置している。

仏敵が入ってこないように怖い顔で睨みをきかせている。
「阿」は口を開いて発する音声で字音の初め、万物の初めを象徴し、「吽」は口を閉じるときの音声で、字音の終わり、万物の終わりを象徴しているという。阿形は怒りを露わにし、吽形は怒りを内に秘めているともいわれている。
牛に引かれて善光寺参り」とは、思いがけず他人に連れられて、ある場所へ出掛けること。また、他人の誘いや思いがけない偶然で、よい方面に導かれることのたとえである。

昔、善光寺近くに住んでいた不信人で欲深い老婆が、さらしていた布を隣の家の牛が角に引っかけて走り出したのを見て、その牛を追っていくうちに善光寺にたどり着き、それがきっかけで度々善光寺に参詣するようになり、信仰の道に入ったという言い伝えからできた故事成語だ。
悪い意味で使うのは誤り。
善光寺
右手の門柱に口を閉じている吽形 (うんぎょう) である。

この仁王像は、高村光雲と弟子の米原雲海の合作による彫刻だ。いくつかの部品に分けて彫り、それらを繋いだ寄木造りになっている。

交通アクセス

【鉄道】
  • JR長野駅から善光寺口バスロータリー「1番のりば(善光寺方面行き)」発の路線バスに乗り、約 15 分。
行き方ナビ
出発地の最寄駅:

目的地:善光寺
善光寺 関連

近隣の情報

参考サイト

この付近でネットができる宿

(この項おわり)
header