小江戸川越は江戸の情緒を今に残す

2023年6月10日 撮影
小江戸川越
小江戸川越
川越市小江戸 (こえど) の別名を持つ。江戸時代、譜代の川越藩の城下町として栄えたことから、歴史的建造物が多く、文化財の数では関東地方で神奈川県鎌倉市、栃木県日光市に次いでいる。ほしおさなえさんの小説『活版印刷三日月堂』の舞台。
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小江戸川越
小江戸川越
荒川と入間川が合流する交通の要衝で、平安時代に興った河越氏が鎌倉幕府で武蔵国筆頭の御家人として権勢を振るった。室町時代には、上杉氏、北条氏による武蔵国支配の拠点となり、戦国時代には江戸を上回る規模を誇った。
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時の鐘 - 小江戸川越
時の鐘
川越のシンボルとなっている時の鐘(埼玉県川越市幸町15−7)は、今から約400年前、当時の川越藩主だった酒井忠勝 (さかいただかつ) によって創建されたといわれる。江戸時代初頭から城下の町に時を告げ、庶民に親しまれてきた鐘つき堂である。

重なる火災で鐘楼や銅鐘が焼失したが、江戸時代を通じて何度も建て替えられた。現在建っているものは4代目に当たり、1893年(明治26年)の川越大火直後に再建されたもの。 町の3分の1が焼失した中で、暮らしに欠かせない「時」を告げるため、自らの店も再建していない川越の商人達によって、いち早く建て直された。
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時の鐘 - 小江戸川越
時の鐘
3層構造の塔で、高さは約16メートル。古くは鐘撞きが決まった時間に時を知らせていたが、現在では機械式で1日4回(午前6時、正午、午後3時、午後6時)鐘を鳴らす。

1958年(昭和33年)に川越市指定有形文化財に、1996年(平成8年)に日本の音風景100選に選ばれた。
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時の鐘 - 小江戸川越
時の鐘
塔をくぐると薬師神社の境内だ。神社は病気平癒、特に眼病に対してご利益があるとされる。
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おいも堂 - 小江戸川越
おいも堂
おいも堂(埼玉県川越市新富町1-10-1)は、サツマイモにこだわり、大学芋、スイートポテト、干し芋、冷やし焼き芋、焼き芋せんべい、芋ようかんなどのお菓子を販売している。小江戸蔵里明治蔵の中にある。
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蓮馨寺 - 小江戸川越
蓮馨寺
戦国時代の1549年(天文18年)に、民衆に心安らぐ場を与えるため、蓮馨大姉 (れんげんだいし) が開基したのが蓮馨寺 (れんけいじ) (埼玉県川越市連雀町7-1)である。
1602年(慶長7年)には浄土宗の関東十八檀林の1つとなり、葵の紋所が許された幕府公認の僧侶養成機関として多くの学僧を育てた。
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シマノコーヒー大正館 - 小江戸川越
シマノコーヒー大正館
シマノコーヒー大正館(埼玉県川越市連雀町13-7)は、1996年(平成8年)8月24日にオープンした。大正時代をイメージした喫茶店で、自家焙煎の豆をこだわりのサイフォンで淹れたコーヒーや、やサンドイッチ、トースト、お菓子などを提供している。
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まめ屋 - 小江戸川越
まめ屋
まめ屋(埼玉県川越市仲町5-13)は、「生まめ」からバラエティーに富んだ「まめ菓子」まで、80種類の風味豊かな豆菓子を取りそろえている。チョコレートコーティングされたまめや、わさび味やレモン味のカシューナッツ、お酒のおつまみに合いそうなフライビーンズなどがある。
ほぼ全てのまめ菓子が試食でき、味を確かめて購入できるところが嬉しい。
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菓子屋横丁 - 小江戸川越
菓子屋横丁
菓子屋横丁(埼玉県川越市元町2丁目)は、色とりどりのガラスが散りばめられた石畳の道に、約30軒程度の菓子屋などがひしめく。素朴で昔懐かしい味を今に伝える菓子作りの店が立ち並び、一歩足を踏み入れると、誰もが子供に返ったような気分になってしまうだろう。
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川越まつり会館 - 小江戸川越
川越まつり会館
川越まつり会館(川越市元町2丁目1番地10)は、約370年の伝統を誇る川越まつりを、いつ訪れても体感できる施設である。館内には本物の山車2台を展示している。また、大型スクリーンによる、まつり当日の映像を上映している。
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川越元町郵便局 - 小江戸川越
川越元町郵便局
川越元町郵便局(埼玉県川越市元町2-2-3)は、蔵造り風の建物で、一番街の景色に溶け込んでいる。
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川越商工会議所 - 小江戸川越
川越商工会議所
川越商工会議所(埼玉県川越市仲町1-12)は、武州銀行川越支店として1928年(昭和3年)に建てられたもので、国指定有形文化財になっている。ルネッサンス・リバイバル様式で、鉄筋コンクリート造りの2階建て・地下1階。1970年(昭和45年)に川越商工会議所が譲り受けた。
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川越氷川神社 - 小江戸川越
川越氷川神社
川越氷川神社(埼玉県川越市宮下町2-11-3)では、毎年10月14日に、国の重要無形民俗文化財である川越まつり(川越氷川祭)を催す。
毎年、七夕を含む夏には境内に飾られた2,000個以上の江戸風鈴に、願いを書いた短冊を結ぶ祭事「縁むすび風鈴」で賑わう。
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川越氷川神社 - 小江戸川越
川越氷川神社
素戔嗚尊 (スサノオノミコト) 奇稲田姫命 (クシナダヒメ) 大国主命 (オオクニヌシノミコト) 脚摩乳命 (アシナヅチノミコト) 手摩乳命 (テナヅチノミコト) を祀っており、2組の夫婦神が鎮座していることから古くから夫婦円満・縁結びの神社として信仰されている。
川越の総鎮守とされ、川越藩主ら歴代領主の篤い崇敬を受けてきた。
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川越大師 喜多院 - 小江戸川越
川越大師 喜多院
川越大師 喜多院(埼玉県川越市小仙波町1-20-1)は天台宗の寺院。830年(天長7年)に、慈覚大師円仁が無量寿寺として開創したと伝わる。一時衰退するが、1301年(正安3年)に関東天台宗の本山の地位を与えられた。1599年(慶長4年)に天海僧正が住職として入り、喜多院に改めた。
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川越大師 喜多院 - 小江戸川越
川越大師 喜多院
江戸時代を通じて徳川家に厚く保護され、日本三大羅漢の1つ、五百羅漢が建立された。
建物の多くが重要文化財に指定され、寺宝にも貴重な美術工芸品を多く有する。広大な境内は池や掘を廻らせた景勝地となっている。
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成田山川越別院 - 小江戸川越
成田山川越別院
喜多院の近くに、成田山新勝寺の別院で真言密教の寺院である成田山川越別院がある。地元では「お不動様」として親しまれている。
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交通アクセス

【バス】
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目的地:川越駅
小江戸川越 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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