丸沼ダムは重要文化財のバットレスダム

2023年6月17日 撮影
丸沼ダム
丸沼ダム
丸沼ダム(群馬県利根郡片品村東小川)は、利根川水系片品川左支・大滝川の最上流部にある発電専用ダムである。
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丸沼ダム
丸沼ダム
1928年(昭和3年)に、自然湖である丸沼と大尻沼の中間点に着工し、丸沼の貯水量を増やすことで発電用水を確保した。1931年(昭和6年)に完成。ダムより送水された水は一之瀬発電所 (いちのせはつでんしょ) に送られ、約1万kWを発電する。
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丸沼ダム
丸沼ダム
水圧を受けるコンクリートの止水壁を鉄筋コンクリートの扶壁 (ふへき) (バットレス)で支えるバットレスダムであり、堤高32.1メートル、堤頂長88.2メートルで、有効貯水量は1150万m3ある。
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丸沼ダム
丸沼ダム
バットレスダムはコンクリートの量が少なくて済むという利点があるが、コストパフォーマンスが悪いことと、地震に弱いというデメリットがあり、国内には8箇所しかない。
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丸沼ダム
丸沼ダム
その希少性と土木史的観点から全てのダムにおいて土木学会による選奨土木遺産に指定され、とくに丸沼ダムはその大きさと建設当時の姿を保持していることから、2003年(平成15年)に重要文化財の指定を受けた。
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丸沼
丸沼
かつては円形の沼だったが、丸沼ダムによって水位が上昇し、南北に広がる長方形になった。例年、12月中旬に結氷し、5月上旬に解氷する。
栄養度が高く、プランクトンや底生動物が多いため、緑色に見える。ヒメマス、ニジマス、ワカサギ、コイ、ヘラブナなどが自然増殖をしている。
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トムソーヤ号 - 丸沼ダム
トムソーヤ号
丸沼を愛する会が環境整備や保護作業を行うために使う、ドラム缶を使った作業用いかだ「トムソーヤ号」が一般開放されており、これに乗って、丸沼ダムを正面から見ることができる。
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日光白根山ロープウェイ
日光白根山ロープウェイ
丸沼ダムは日光国立公園内にある。国道120号線を日光方面へ向かうと、日光白根山ロープウェイが見えてくる。
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日光白根山ロープウェイ
日光白根山ロープウェイ
ゴンドラは8人乗りで、白根山の山頂まで行くことができる。
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丸沼自然遊歩道
丸沼自然遊歩道
駐車場に車を止めて丸沼自然遊歩道を下っていくと、丸沼ダムが見えてくる。
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丸沼ダム
丸沼ダム
丸沼ダムの写真を撮り、20km離れたところにある片品村観光協会(群馬県利根郡片品村鎌田3964)で提示するとダムカードがもらえる仕組みになっている。
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交通アクセス

【自動車】
  • 関越道「沼田IC」から50分

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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