小田代原から湯滝、日光湯元温泉へ

2019年8月3日 撮影
小田代原
小田代原
小田代原 (おだしろがはら) (栃木県日光市中宮祠)は、湯ノ湖から流れる湯川の西側に広がる周囲2キロの湿原で、湿原から草原への遷移期にある。
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小田代原
小田代原
面積は戦場ヶ原の約4分の1ほど。標高は1400メートル。日光国立公園の特別保護地域および特別地域であり、ラムサール条約に登録され保護されている。
初夏から夏にかけ、多くの高山植物を楽しむことができる。
小田代原
小田代原
小田代原は浅い盆地になっており、普段は覆水が無いものの、局地的な豪雨の後には一時的に湖沼が出現することがある。
一時期、シカに荒らされていたが、周囲にシカ除けのネットが張り巡らされ、元の自然が回復している。
小田代原
小田代原
環境省により、木道から成る歩道「小田代ヶ原周回線」が整備されており、ハイキング初心者にも優しいコースとなっている。案内板も整備されている。
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湯滝
湯滝
湯滝 (ゆだき) は、高さ70メートル、長さ110メートルで、湯川をせき止めて湯ノ湖をつくった三岳溶岩流の岩壁を湖水が流れ落ちる滝である。華厳滝竜頭の滝と並んで奥日光三名瀑のひとつとされている。

落ち口、滝壺、そして側面の三面から滝の姿を鑑賞することが可能で、とくに滝壺の近くに観爆台からは迫力ある姿を眺めることができる。
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湯滝
湯滝
湯ノ湖のほとりには日光湯元温泉があるが、この滝を流れるのは、湯ではなく水である。

流れ落ちた水は湯川となって、戦場ヶ原を流れ、竜頭の滝を下って中禅寺湖へ流入する。
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湯ノ湖
湯ノ湖
湯ノ湖は、北東にある三岳火山の噴火によって川がせき止められて作られた湖である。周囲は約3kmで、湖岸には散策路があり1時間ほどで一周できる。南側に湯滝がある。紅葉のスポット。マス釣りの名所。
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日光湯元温泉
日光湯元温泉
日光湯元温泉は、湯ノ湖の北側に開けた温泉街だ。788年(延暦7年)、日光開山の祖・勝道上人が発見したと伝えられている。白濁の硫黄泉が湧く名湯で、神経痛やリウマチに効果があるとされている。
日光湯元温泉
日光湯元温泉
温泉街には無料で利用できる足湯「あんよの湯」があり、効能豊かな温泉を気軽に楽しむことができる。
日光湯元温泉
日光湯元温泉
1878年(明治11年)6月、イギリスの旅行作家イザベラ・バードは、日光滞在中に当地を訪れて八島屋に宿泊し、本国への手紙に湯元温泉の活況ぶりを記している。
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日光湯元温泉
日光湯元温泉
1954年(昭和29年)、国民保養温泉地の第一号指定を受けた。
日光湯元温泉
日光湯元温泉


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交通アクセス

【バス】
  • JR・東武日光駅からバスで約1時間(環境保全のため、1993年(平成5年)4月から国道120号から小田代原、西ノ湖、千手ヶ浜へ通じる日光市道1002号線沿線への一般車両の乗り入れを禁止し、代わりに低公害バスを運行している)
奥日光 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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