木次線:木次駅から備後落合駅へ

2023年8月1日 撮影
木次駅 - 木次線
木次駅
木次駅 (きすきせん) (島根県雲南市木次町里方26-1)は、JR西日本の木次線の駅である。1916年(大正5年)10月に簸上鉄道 (ひかみてつどう) の駅として開業し、1934年(昭和9年)8月に木次線に編入された。
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木次駅 - 木次線
木次駅
島根県雲南市の中核駅であるが、利用者は年々減少しており、2018年度の1日平均乗車人員は150人だった。それでも、木次線内では、隣の出雲大東駅に次ぐ第2位の利用者数となっている。
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木次駅 - 木次線
木次駅
2023年(令和5年)3月に、みどりの窓口の営業を終了し、みどりの券売機プラスを導入した。
「き」の駅名看板は、JR九州の臼杵駅 (うすきえき) とのコラボ企画。インスタ映えすると人気だ。
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木次駅 - 木次線
木次駅
愛称は八岐大蛇 (ヤマタノオロチ) 。木次線沿線には、高天原を追放された素戔嗚尊 (スサノオノミコト) が退治したヤマタノオロチの伝説が残る場所が多く、各駅には神話にちなんだ愛称が付いている。
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奥出雲おろち号 - 木次線
奥出雲おろち号
1998年(平成10年)4月からJR西日本が運行している観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」は、4月から11月までの金・土・休日およびゴールデンウィークと夏休みならびに紅葉シーズンの平日に木次駅~備後落合駅間で1往復運転する。
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出雲坂根駅 - 木次線
出雲坂根駅
木次駅から8つ目、出雲坂根駅 (いずもさかねえき) (島根県仁多郡奥出雲町八川992)の愛称は天真名井 (アメノマナイ) ――瓊々杵命 (ニニギノミコト) が降臨した際に水がなかったことから、高天原から水種を移したとされる。
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出雲坂根駅 - 木次線
出雲坂根駅
この水は延命水と呼ばれ、駅舎に隣接した場所に湧いている。1937年(昭和12年)12月に開業した。2001年(平成13年)に無人駅となった。現在の駅舎は2010年(平成22年)に竣工したもの。
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出雲坂根駅 - 木次線
出雲坂根駅
相対式2面2線のホームと側線を持ち、行き違いができるようになっている。
こちらは木次駅方面。次の三井野原駅 (みいのはらえき) までは6.4kmだが、標高差は162メートルもあり、そのため、JR西日本で唯一、全国的にも珍しい3段スイッチバックの区間がある。
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出雲坂根駅 - 木次線
出雲坂根駅
こちらが三井野原駅方面。列車は進行方向を3回切り替えながら、逆Z型でジグザグに登坂していく。
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出雲坂根駅 - 木次線
出雲坂根駅
スイッチバックの2段目と3段目の折り返し地点は、積雪からポイントを守るための屋根が設置されている。
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三井野大橋 奥出雲おろちループ 334号線 - 木次線
三井野大橋 奥出雲おろちループ 334号線
3段スイッチバックを過ぎると、島根県と広島県を結ぶ国道314号にあるループ線「奥出雲おろちループ」が見えてくる。こちらも標高差105メートルを一気に登るために、大小11の橋と3つのトンネルから成る日本最大規模の二重ループ方式道路となっている。
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三井野大橋 奥出雲おろちループ 334号線 - 木次線
三井野大橋 奥出雲おろちループ 334号線
1982年(昭和57年)に着工し、1992年(平成4年)4月に開通した。
区間長は2,360メートルあり、1周目の最小半径100メートル、2周目の最小半径200メートル。
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三井野大橋 奥出雲おろちループ 334号線 - 木次線
三井野大橋 奥出雲おろちループ 334号線
ループ内の標高700メートルの地点に道の駅奥出雲おろちループがあり、絶景を楽しむことができる。食事をしたり、お土産を買うこともできる。
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奥出雲おろち号 - 木次線
奥出雲おろち号
木次駅から60.8km、奥出雲おろち号のノンビリとした2時間半の列車旅の終点は、木次線の終着駅である備後落合駅 (びんごおちあいえき) (広島県庄原市西城町奥八鳥1778)だ。
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備後落合駅 - 木次線
備後落合駅
木次線 (きすきせん) は、宍道駅(島根県松江市)から備後落合駅(広島県庄原市)に至る81.9km、18駅で、全線単線・非電化である。25~30km/hの速度制限箇所が多数あり、のんびりした鉄道の旅を楽しめる。
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備後落合駅 - 木次線
備後落合駅
備後落合駅から芸備線に接続する。
1935年(昭和10年)12月に庄原線の終着駅として開業し、かつては中国山地を超えて山陽地方と山陰地方を行き来する人々の交通の要衝として賑わいをみせた。

しかし、戦後のモータリゼーションの影響で、徐々に鉄道利用客が減り、1997年(平成9年)には無人化。国鉄時代に発着した急行「ちどり」も2002年(平成14年)3月に廃止となった。2019年度の1日平均乗客数は14人だった。
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備後落合駅 - 木次線
備後落合駅
2023年(令和5年)8月現在、芸備線の三次方面が5本、東城・新見方面が3本、木次線が3本(奥出雲おろち号運行時は1本追加)と、3方向あわせて1日あたり11本しか停車しない。10時か14時にかけては1本も発着がなくなる。
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備後落合駅 - 木次線
備後落合駅
木次線が使う単式ホーム1面1線と、芸備線が使う島式ホーム1面2線の合計2面3線のホームを持つ地上駅で、戦前は跨線橋があったが、現在は構内踏切で連絡している。構内はもちろん、近くにも売店はない。
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キハ120形 - 木次線
キハ120形
奥出雲おろち号が2023年度で運行終了することから、斐伊川沿いの桜並木をテーマにピンク色とブランドカラーの「きすきいろ(山吹色)」でデザインし、大きく「RAIL is BATON.」のキャッチコピーが描かれたキハ120形のラッピング車両が、2023年(令和5年)1月13日から運行開始した。
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備後落合駅 - 木次線
備後落合駅
近くに落合という地名はなく、3方向から「落ち合う」ことから、この駅名が付いたという。
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備後落合駅 - 木次線
備後落合駅
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木次駅への交通アクセス

行き方ナビ
出発地の最寄駅:

目的地:木次駅
木次線 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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