1977年火山遺構公園、洞爺湖、北海道洞爺湖サミット宣言の地

2023年9月22日 撮影
1977年火山遺構公園
1977年(昭和52年)火山遺構公園
洞爺湖畔にある1977年(昭和52年)火山遺構公園(北海道有珠郡壮瞥町字壮瞥温泉76-17)は、1977年(昭和52年)から1982年の有珠山の火山活動で倒壊した病院と周辺を公園として整備したものだ。
1977年(昭和52年)の噴火では、前兆地震が始まってから僅か32時間後の8月7日午前9寺12分に噴火が始まった。
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1977年火山遺構公園
1977年(昭和52年)火山遺構公園
このような短時間で噴火することはこれまでなかったので大混乱となったが、230名の入院患者がいた三恵病院の故・加藤和雄院長は、町長と協議し、廃校した小学校を避難場所に決め、病院スタッフの誘導により約12kmの道のりを整然と避難した。
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噴火活動中に有珠新山が成長を続け、外輪山北部が約200メートルも北東方向へせり出した。これにともない、病院付近の地盤は25メートルほど洞爺湖側へ動き、噴火から数日で病院の建物はひび割れ、2ヶ月後には徐々に倒壊が始まった。
洞爺湖
洞爺湖
いまから11万年前の巨大噴火で形成された洞爺湖 (とうやこ) は、東西約11km、南北約9kmのほぼ円形のカルデラ湖で、面積は71km2で、カルデラ湖としては屈斜路湖、支笏湖に次いで日本で3番目の大きさを誇る。
この噴火で発生した火砕流は洞爺湖周辺を埋め尽くし、現在みられる平坦な丘陵地形をつくった。
洞爺湖の大きな写真大きな写真
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北海道洞爺湖サミット宣言の地
北海道洞爺湖サミット宣言の地
洞爺湖では、2008年(平成20年)7月7日から9日まで第34回主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)の開催が宣言された花で飾られた石碑が建っている。議長は第91代内閣総理大臣の福田康夫氏であったが、宣言が行われた2007年(平成19年)5月19日には安倍晋三氏が第90代内閣総理大臣だった。

サミットでは、「北海道洞爺湖サミット首脳宣言」を発出するとともに、「世界の食料安全保障」「テロ対策」「ジンバブエ」という3つの独立した首脳文書を発出した。
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