猿島は、横須賀港の沖合に浮かぶ無人島で、周囲約1.6km、面積約0.055km2、標高39.3メートルで、東京湾最大の自然島でもある。南側の浜辺(猿島海水浴場)でバーベキューができるということで、家族で向かった。
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バーベキュー機材などは予約レンタルし、猿島で受け取ることができる。食材などは前日に揃えたが、予約すると猿島まで運んでくれるサービスが用意されている。
京浜急行の横須賀中央駅を降りて、中央大通り(県道26号横須賀三崎線)を北西へ向かう。
京浜急行の横須賀中央駅を降りて、中央大通り(県道26号横須賀三崎線)を北西へ向かう。
湘南信用金庫がのT字路を右折し、横須賀郵便局を目指す。途中、ファミリーマートがあったので、飲み物を仕入れた。
戦艦三笠の脇を通って出港する。
約10分ほどで猿島に到着。
桟橋から歩いてすぐの所に猿島レンタルショップがあり、ここで予約したバーベキュー機材と炭、ゴミ袋(分別に注意)を受け取り、猿島海水浴場の砂浜に設営する。
桟橋から歩いてすぐの所に猿島レンタルショップがあり、ここで予約したバーベキュー機材と炭、ゴミ袋(分別に注意)を受け取り、猿島海水浴場の砂浜に設営する。
猿島海水浴場からレンタルショップを見上げたところ。
10月も終盤だというのに、この日は最高気温が20℃を超えて暖かい1日だった。
10月も終盤だというのに、この日は最高気温が20℃を超えて暖かい1日だった。
着火剤が入っていたので、炭に簡単に点火できた。
試しにウインナーを焼いたあとは、神戸牛のステーキ🥩
試しにウインナーを焼いたあとは、神戸牛のステーキ🥩
つづいて松阪牛のサーロイン‥‥豪華である🥩
風もなく、絶好のバーベキュー日和である。
美味しい肉は塩・胡椒でいただこう。あとはビール🍺
美味しい肉は塩・胡椒でいただこう。あとはビール🍺
野菜も焼いて、最後は焼きそばで締める。
機材は洗わずにレンタルショップに返却すればいいのだが、何時に始めても最終返却時間が決まっているので要注意。
機材は洗わずにレンタルショップに返却すればいいのだが、何時に始めても最終返却時間が決まっているので要注意。
浜辺では釣りや磯遊びも楽しめる。
海面を見ていると、飛び跳ねる魚がやたらに多い。ボラということなのだが、体長30cmはありそう。なぜ飛び跳ねているのかは諸説ある。
海面を見ていると、飛び跳ねる魚がやたらに多い。ボラということなのだが、体長30cmはありそう。なぜ飛び跳ねているのかは諸説ある。
バーベキュー機材を返却して撤収したら、遅まきながら島内観光に出掛ける。
鎌倉時代に、鎌倉を目指した日蓮が房総半島から三浦半島へ渡る途中、嵐に遭い船が難破してしまうのだが、このとき島にいた白猿が日蓮を導き無事に陸地にたどり着くことができたところから猿島と名付けられたという。現在、サルは生息していない。
幕末の1847年(弘化3年)に国内初の台場が築造され、太平洋戦争にかけ、東京湾の首都防衛拠点ととして要塞化している。
第2弾薬庫は入口がフェンスになっており、内部をのぞき見ることができる。
鎌倉時代に、鎌倉を目指した日蓮が房総半島から三浦半島へ渡る途中、嵐に遭い船が難破してしまうのだが、このとき島にいた白猿が日蓮を導き無事に陸地にたどり着くことができたところから猿島と名付けられたという。現在、サルは生息していない。
幕末の1847年(弘化3年)に国内初の台場が築造され、太平洋戦争にかけ、東京湾の首都防衛拠点ととして要塞化している。
第2弾薬庫は入口がフェンスになっており、内部をのぞき見ることができる。
この日は多くのコスプレイヤーさんも上陸しており、幻想的な猿島を背景に、思い思いの撮影をしていた。
トンネルも煉瓦を積み上げて作られている。煉瓦の積み上げはフランス積(フランドル積)という方式で、全国的に見てもめずらしい。
トンネルも煉瓦を積み上げて作られている。煉瓦の積み上げはフランス積(フランドル積)という方式で、全国的に見てもめずらしい。
トンネル内部西側には2階建てになっており、司令室、弾薬庫、兵舎などの地下施設が築かれた。
東京湾が見渡せる高台には、1884年(明治17年)に砲台が完成した。第一砲台の27cmカノン砲2砲座2門、第二砲台の24cmカノン砲4砲座4門などが設置された。
いまは台座しか残っていないが、日本近代築城史の上で最も初期に建設された砲台のひとつとして、要塞とともに、国の史跡、土木学会選奨土木遺産に指定されている。
台座にも木の根が入り込んで、まるでラピュタのようだ。
猿島は、太平洋戦争終戦後にはアメリカに接収されていたが、1947年(昭和22年)に渡船が再開し、1957年(昭和32年)に海水浴場がオープンした。1961年(昭和36年)に接収解除となり大蔵省が管理、1995年(平成7年)に横須賀市に管理を委託することになり、市が散策路を建設するなどして猿島公園として整備された。
台座にも木の根が入り込んで、まるでラピュタのようだ。
猿島は、太平洋戦争終戦後にはアメリカに接収されていたが、1947年(昭和22年)に渡船が再開し、1957年(昭和32年)に海水浴場がオープンした。1961年(昭和36年)に接収解除となり大蔵省が管理、1995年(平成7年)に横須賀市に管理を委託することになり、市が散策路を建設するなどして猿島公園として整備された。
レストラン オーシャンズキッチンから夕陽を眺める。バーベキューせずとも、地元横須賀の食材を使ったオリジナルメニューを提供してくれる。テイクアウト可能で、この眺めのよいウッドデッキで食べるもよし、砂浜に降りて食べるもよし。
ソフトドリンクの自販機もあるが、島価格である点に注意。
この日の猿島の日没は16時52分――1日よい天気に恵まれた。
この日の猿島の日没は16時52分――1日よい天気に恵まれた。
猿島は無人島であり、寝泊まりはできない。最終便で横須賀港へ戻る。
周辺地図
(この項おわり)