特急「あかぎ」
185系は、特急から通勤輸送まで幅広く使えるように開発された国鉄の直流形電車である。1980年(昭和55年)に製造が始まり、1982年(昭和57年)に特急「あかぎ」の車両として営業運転をはじめた。
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当初は老朽化した急行形電車(153系・165系)の置換え用に計画されたが、その後、対象は普通列車にも広げられた。
このため、国鉄史上初めて、普通列車と特急列車の両方で運用できる設計となった。
2021年(令和3年)3月12日のダイヤ改正で定期運用を終了した。
2021年(令和3年)3月12日のダイヤ改正で定期運用を終了した。
写真はJR新宿駅へ向かう「ウィークエンドあかぎ」で、特急「踊り子」185系と同じカラーリングの車両が利用されている。行田駅は通過する。
特急「草津」
1960年(昭和35年)6月に臨時準急列車「草津」が運行してから50周年を記念し、157系の塗装に変更した車両を運行する計画が持ち上がった。
185系は、1985年(昭和60年)にエル特急「新特急草津」の車両として営業運転をはじめた。
特急「踊り子」
特急「踊り子」の車両は、それまではグリーンのストライプだったが、1999年(平成11年)6月からのリニューアルで、湘南・伊豆のみかん畑をイメージしたグリーンとオレンジの塗装にリニューアルされた。
内装もリニューアルされ、普通車にリクライニングシートが設置された。
東京~熱海駅間では、在来線特急列車では最長編成となる15両編成で運行されている。
展示会の休憩車として185系が停車していた。
踊り子とスーパービュー踊り子のツーショット。
それまで、東海道線では185系を普通列車として運用していたが、2扉であるためラッシュ時の輸送では遅延を招いていた。湘南ライナーは、この185系電車のラッシュ時間帯の有効活用を図るために設定された。
列車名は神奈川県内在住者からの公募で決められ、セーラー服を着たカモメの絵柄のヘッドマークが採用された。
茅ヶ崎駅から富士山を見ることができる。
茅ヶ崎駅から富士山を見ることができる。
185系200番台
200番台は、東北新幹線大宮駅開業の際、上野~大宮間を結ぶ「新幹線リレー号」をつとめていた。当時は、東京方面に東北新幹線が来ていなかったからだ。
参考サイト
- MEMORIAL 185系:JR東日本
(この項おわり)