long-period ground motion

長周期地震動

意味

long-period ground motion = 長周期地震動
地震が起きると様々な周期を持つ揺れ(地震動)が発生する。ここでいう「周期」とは、揺れが1往復するのにかかる時間のことである。
南海トラフ地震のような規模の大きい地震が発生すると、周期の長いゆっくりとした大きな揺れ(地震動)が生じる。このような地震動のことを長周期地震動という。
建物には固有の揺れやすい周期(固有周期)がある。地震波の周期と建物の固有周期が一致すると共振して、建物が大きく揺れる。高層ビルの固有周期は低い建物の周期に比べると長いため、長周期の波と「共振」しやすく、共振すると高層ビルは長時間にわたり大きく揺れる。また、高層階の方がより大きく揺れる傾向がある。
長周期地震動により高層ビルが大きく長く揺れることで、室内の家具や什器が転倒・移動したり、エレベーターが故障することがある。

例文

The top story of a building 200-300 meters high located on reclaimed land in Suminoe Ward in the city of Osaka would likely rock back and forth by as much as some 6 meters as a result of a long-period ground motion with a cycle of five seconds that would result from the largest-scale quake.
南海トラフ地震で引き起こされる5秒周期の長周期地震動により、大阪市住之江区の埋立地に立つ200〜300mのビルの最上階は、最大6m揺れる。

参考サイト

(この項おわり)
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