ラジカセ「Sony CF-1990」で生録する

1977年 購入
ラジカセ「Sony CF-1990」
2代目のラジカセは SONY製「CF-1990」である。
生録 (なまろく) がブームになっており、本機は録音に特化したラジカセである。ミキサー機能を搭載しており、3種類の音源の録音・再生レベルをそれぞれ独立してコントロールすることができる。
高音用の5cmスピーカーに加え、低音用の20cmウーファーを各々1台内蔵している。後に低音重視のインナーイヤフォンを買うようになったのは、本機で音楽をよく聴いたからだろう。
録音・再生ともモノラルである。

カセットテープがステレオ化されたのは1963年(昭和38年)頃で、1970年代に入ると、国内のラジカセも次々にステレオ化していった。ただ、カセットテープの構造と録音・再生ヘッドの構造のおかげで、ステレオカセットをモノラルラジカセで再生すると左右の音がミキシングされ、逆にモノラルカセットをステレオラジカセで再生すると左右で同じ音を再生することができた。

テレビのイヤフォン端子から入力することで、アニメの主題歌を録音した。当時はモノラル音声だったので、本機で十分であった。音声多重放送(ステレオ放送や二カ国語放送)が本格的にはじまるのは1978年(昭和53年)のことである。

本機は、AM / FM / 短波の3バンドのチューナーを内蔵しているが、このうちFM放送に関しては、1969年(昭和44年)にNHK-FMがステレオ放送を始めていた。
ステレオ・カセットテープを聴き、FM放送のステレオ・エアチェックを始めるのは、カセットボーイ「TP-S30」からのことになる。

生録を売り物にしているからには、ショルダーベルトが付いた黒い人工皮のキャリングケースが別売されており、これも購入した。乾電池でも駆動する。単一乾電池が4本を含めた総重量は6.2キログラムに達するが、当時、天体望遠鏡を運ぶのが普通だった身としては、大した重さを感じなかった。
テープカウンターかアナログ音量メーターが付いており、録音するのに便利なラジカセだった。

カセットテープ再生では、再生状態でテープが終わると自動で巻き戻され、自動的に再生を何度も繰り返すオートリピート機能が備わっていた。ながら族には実に便利なメカニズムである。

チューナーにはローパスフィルターを搭載しており、AM放送や短波放送をクリアに受信することができた。短波BCL(Broadcasting Listening)で、海外放送局からベリカード(受信確認証)を集めたりした。

主要スペック

項 目 仕 様
スピーカー 低音用:20cmコーン型
高音用:5cmコーン型
実用最大出力 5.5W
マイク エレクトレットコンデンサーマイク
受信バンド AM / FM / 短波
機能 ソニオマチック録音
マニュアル録音
バリアブルモニター
ラインイン・モニター
フルオートシャットオフ
キュー・レビュー
ポーズ
AFC/ISSスイッチ
3ポジションテープセレクトスイッチ
テープカウンタ
電源 AC / 電池(単1×4個) / 充電池(別売品) / カーバッテリー(別売品)
外形寸法 (W)438×(H)295×(D)136mm
重量 6.2kg(乾電池含む)

ぱふぅ家が購入した音楽プレーヤー

(この項おわり)
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