デジタルビデオカメラ「SDR-S200」はコンパクトで頑丈

2006年9月 購入
デジタルビデオカメラ「SDR-S200」
SDR-S200」を店頭で見て、まずそのサイズに驚かされた。
幅 49.9 × 高さ 99.7 × 奥行き 81.3 ミリ、バッテリ込み重量は約 290 グラム。あまりにも小さいため、写真のように付属のグリップを付けないと、私の手ではホールドできない。
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購入の経緯

最初に購入したデジタルビデオカメラ「DCR-PC7」も、2台目の「VL-MX1」も、駆動系の故障に泣かされてきた。それもそのはず。夏は海水浴、冬はスキー場へ持って行っているわけだから、故障しない方がおかしい(笑)。
そこで、3台目は、駆動系がない半導体記録方式のデジタルビデオカメラを買うことにした。

光学系

SDR-S200は光学式手ぶれ補正を搭載しており、同じ Panasonic のデジカメ「DMC-FZ7」ほどではないが、前の2台のビデオカメラに比べると安定したフレームを得られる。
ズームは光学10倍。また、3CCD とライカの DICOMARレンズ の威力のおかげで、今までのビデオカメラのなかで最も美しい映像を記録してくれる。

記録メディア

記録はSDメモリーカードで、2GBのカードが付属する。これはお得である。さらに、新規格「SDHC」にも対応しており、容量4Gバイト以上のSDカードを利用することができる。

ビデオ規格はNTSCで、MPEG-2圧縮である。標準画質(約5Mbps)で、付属の2GBカードなら約50分録画できる。動きが早い被写体を追うときは、高画質(約10Mbps)にしておくといいだろう。

DVカセットと異なり、PCにダイレクトに接続してファイル転送できるので、編集作業も楽だ。ただ、予備のSDカードを何枚も買うわけにも行かないので、携帯型のハードディスク・ストレージを買った。それが「ZEN VISION」だ。SDカードアダプタを介して、データをハードディスクに吸い上げてくれる。残念ながら、S200のMPEG2ファイルをそのまま ZEN VISION で再生することはできない。

その後、メモリカードの価格が急落。4GバイトのSDHCカードを買い足し、3~4日の旅行であれば事足りるようになった。
デジタルビデオカメラ「SDR-S200」
SDR-S200 は、電源を切るとレンズの前のシャッターが閉じる。これはありがたい。今までのカメラはレンズキャップが華奢で、すぐに壊れてしまったからだ。

電源ON後、1.5秒で撮影開始できるのは、駆動部分が無いおかげ。子どもを相手にしていると、急なシャッターチャンスも逃せない。

標準バッテリ1本で約1時間20分連続録画できる。予備バッテリーを1本追加購入した。

音まわり

駆動音がないためか、内蔵マイクの感度が高めに設定されているようだ。今までのマイクに比べて、かなり良く音を拾ってくれる。
しかし無指向性マイクなので、余計な音まで拾ってしまう。外付けマイクが付けられるといいのだが、外部マイク端子やホットシューがないのが寂しい。もっとも、最近のコンパクトなハイビジョン・デジタルビデオですら、外付けマイクを付けられないというから、この辺はメーカーさんの改善を望みたい。映像の美しさも大事だが、音も大事な要素である。

というわけで、生録用のデジタルレコーダ-「EDIROL R-09」を、後日調達することにした。
デジタルビデオカメラ「SDR-S200」

Webカメラ機能

Webカメラ として利用することもできる。
映像・音声出力は、付属ケーブルで USB またはコンポジット/Sビデオ出力が可能。録画しながらの出力も可能。

その他の機能

SDR-S200 にはファインダーはなく、すべて液晶ビューで確認する。ワイド画面に対応しているのだが、ぱふぅ家のテレビはワイドではないので、4:3モードしか使ったことがない。

操作系は、左手ででも右手でも使えるように、左右対称になっている。
シャッターボタンとズームの使い勝手は普通だが、メニューが使いづらい。ユーザーがメニュー設定できるようにしてくれるとありがたい。
動画/静止画、録画/再生のモード切替は、右側のダイヤルで操作するのだが、このレスポンスがなかなか良い。すぐに静止画撮影に切り替えられる。

静止画は 2048×1512 ピクセルまで撮影できる。専用デジカメに比べると色が甘いが、ビデオカメラの付属機能としては十分だろう。

カラーナイトビューモードという面白い機能を備えている。
動画撮影時に、複数のコマの映像を加算し、暗いところでもカラーで撮影できるというもの。動いている被写体を写すと、面白い映像になる。

さて、SDR-S200ぱふぅ家 の過酷な撮影環境に何年間耐えるだろうか――。

併用しているハード/ソフト

(この項おわり)
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