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道路の経済学 | ||
著者 | 松下文洋 | ||
出版社 | 講談社 | ||
サイズ | 新書 |
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発売日 | 2005年05月 | ||
価格 | 770円(税込) | ||
ISBN | 9784061497825 |
まずビジョンがあり、それと現実とのギャップを解決するためにつくるのが都市計画なのです。(158ページ)
概要

民主党が政権の座に就き、高速道路料金を無料にするかどうかに注目が集まっている。
本書は、いまから4年も前に書かれたものだが、アクアラインの1000円化を提唱するなど、現在の情勢を予言したかのような内容になっている。
内容はどれも論理的であり、今日、高速道路料金の問題が顕在化したのは、必然だったと言える。
ただ残念なことに、「まずビジョンがあり、それと現実とのギャップを解決するためにつくるのが都市計画」(158ページ)であるにもかかわらず、我が国では、いまだに明確な「ビジョン」が示されていない。
本書は、いまから4年も前に書かれたものだが、アクアラインの1000円化を提唱するなど、現在の情勢を予言したかのような内容になっている。
内容はどれも論理的であり、今日、高速道路料金の問題が顕在化したのは、必然だったと言える。
ただ残念なことに、「まずビジョンがあり、それと現実とのギャップを解決するためにつくるのが都市計画」(158ページ)であるにもかかわらず、我が国では、いまだに明確な「ビジョン」が示されていない。
(2009年11月30日 読了)
参考サイト
- 道路の経済学:講談社
- 『コンクリートが危ない』(小林一輔,1999年05月)
- 『道路の経済学』(松下文洋,2005年05月)
- 『新説 東京地下要塞』(秋庭俊,2006年06月)
- 『「渋滞」の先頭は何をしているのか?』(西成活裕,2009年06月)
(この項おわり)