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ウェブ大変化 | ||
著者 | 森正弥 | ||
出版社 | 近代セールス社 | ||
サイズ | 単行本 |
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発売日 | 2010年03月 | ||
価格 | 1,650円(税込) | ||
ISBN | 9784765010580 |
もはや時代は変わってきている。少しばかりの情報をいくら占有していたところで、大したメリットはない。(195ページ)
レビュー

「タンジブル・ユーザーインタフェース」「アンビエント・コンピューティング」「セカイカメラ」「ツイッター」など、すでに実現されている技術要素と、まだ概念的である要素を組み合わせて、ウェブ世界の現状と将来を論じた書。筆者は、21世紀に入って我々の社会はインターネットの登場と発展で大きく変わったが、これまでの変化が単なる通過点であったことを思い知らされる本当の大変化が起きようとしていると語る。
そして最後に「誰もが大量のデータを分析することができるようになり、情報もコンピュータインフラも、持つものと持たないものの差はなくなろうとしている」(195ページ)と指摘し、「このような中で、いったい何が価値を生むのか。それは、間違いなく個々人のモチベーションであり、アイデアである」「自ら手を動かし、価値あるものを生み出すということはとても大事だ」と結ぶ。意外とアナログである。
(2010年9月7日 読了)
参考サイト
- ウェブ大変化:近代セールス社
- 『事実はなぜ人の意見を変えられないのか』(ターリ・シャーロット/上原直子,2019年08月)
- 『ネットの炎上力』(蜷川 真夫,2010年02月)
- 『デジタル社会はなぜ生きにくいか』(徳田雄洋,2009年05月)
- 『ウェブはバカと暇人のもの』(中川淳一郎,2009年04月)
- 『ネットいじめ』(荻上チキ,2008年07月)
- 『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』(西村博之,2007年07月)
- 『ネットvs.リアルの衝突』(佐々木 俊尚,2006年12月)
- 『コンピュータが連れてきた子どもたち』(戸塚滝登,2005年12月)
(この項おわり)