Windows 10 May 2019 Update (バージョン1903)

2019年8月 導入
Windows 10 May 2019 Update
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Windows 10 のメジャーアップデートである May 2019 Update(バージョン1903)が、2019年(令和元年)5月22日から配信開始。手動で2019年(令和元年)8月19日にアップデートした。ダウンロード開始から更新完了まで2時間30分を要した。
WindowsからLinuxのファイルを直接編集できるようになったのは便利だ。

目次

May 2019 Update(バージョン1903)

2019年(令和元年)5月22日(現地時間)、May 2019 Update(バージョン1903)の提供が始まった。前回同様、AIを使ったローリングアウト方式を採用し、全対象ユーザーに行き渡るには数日かかる見込み。

今回も、Windows 10 更新アシスタントを使って手動更新した。
ダウンロードは10分ほどで終わったが、「更新プログラムを準備しています」は、80%を超えてからが長く、1時間40分ほどかかった。続いてシステムの再起動が何度が起きるが、これに40分を要した。

WSL強化

WSL(Windows Subsystem for Linux)が強化された。
WSL強化 - Windows 10 October 2018 Update
WSL強化
すでにインストールしていた Ubuntu のファイルを、Windows側からアクセスできるようになった。Windows側で使い慣れたエディタ WZ Editor でソースを編集し、Linux側でコンパイルするという使い方ができるようになった。
WSL強化 - Windows 10 October 2018 Update
WSL強化
Windows側からのアクセスはファイルエクスプロラーを利用し、共有フォルダにアクセスするように "\\wsl$\(ディストビューション名)" と指定する。 Ubuntu へのアクセスなら "\\wsl$\Ubuntu" とする。"/home" へはもちろん、"/sys" や "/bin" へのアクセスも可能だ。

Windowsサンドボックス

フリーソフトを試しに使ってみるときに使えるサンドボックス機能が実装された。
Windows 10(ホストOS)上に、別のWindowsデスクトップ環境を構築する。このデスクトップ環境はホストOS側と分離しており、仮にマルウェアに感染しても、ホストOS側には影響を及ぼさない。

サンドボックスを利用できるシステム要件は次の通り。
  • 64ビット対応CPU
  • VT機能対応CPUと、BIOSで有効化してあること
  • 最低4GBのメモリ(8GB推奨)
  • 最低1GBのストレージ領域(SSD推奨)
  • 最低2コアのCPU(4コア以上推奨、HyperThreading含む)
Windowsサンドボックス - Windows 10 October 2018 Update
Windowsサンドボックス
まず、「コントロールパネル > プログラムと昨日 > Windowsの機能の有効化または無効化」から、Windowsサンドボックスにチェックを付けて、再起動する。

3年前にバージョンアップした BootCamp 6.0ではサンドボックス機能がグレーアウトしておりチェックできなかった。そこで、BootCamp をバージョンアップすることにした。しかし、Apple Software Update からはバージョンアップできず、macOS に戻って、BootCampアシスタントを使ってダウンロードした。
BootCampアシスタント
BootCampアシスタント
デバイスドライバなどを格納するため、FATフォーマットしたUSBメモリを接続する。
ユーティリティから BootCampアシスタントを起動する。
BootCampアシスタント
BootCampアシスタント
「最新のWindowsサポートソフトウェアをAppleからダウンロード」を選択する。
BootCampアシスタント
BootCampアシスタント
ダウンロードするファイルは合計2.6Gバイトある。ダウンロードに30分ほどを要した。"BootCamp.xml" を見ると、バージョンは6.0.6136となっていた。

Windowsを再起動し、ダウンロードした "setup.exe" を実行。再起動する。
Windowsサンドボックス - Windows 10 October 2018 Update
Windowsサンドボックス
アプリケーションから Windowsサンドボックスを起動する。初回起動は数分かかるが、次回からは1分ほどで、上図のようなデスクトップ環境が用意される。
ホストOSから試してみたいプログラムをドラッグ&コピーでデスクトップ環境にコピーして実行する。
デスクトップ環境を終了すると、コピーしたプログラムなど、すべてのコンテンツは廃棄される。

ファイル検索機能

ファイル検索機能が Cortana から分離し、Windows 7のような使い方に戻った。
ファイル検索機能 - Windows 10 October 2018 Update
ファイル検索機能

参考サイト

(この項おわり)
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