東京ムツゴロウ動物王国では乗馬が楽しめる

2005年10月16日 撮影
東京ムツゴロウ動物王国-乗馬
東京ムツゴロウ動物王国(東京都あきる野市上代継白岩600)は、サマーランドのファミリーパークの中にある。2004年(平成16年)7月、北海道のムツゴロウ動物王国が東京へ移転してきたものである。
しかし入園客数が伸びず、運営会社は2006年(平成18年)11月に破産。2007年(平成19年)11月25日に閉園し、再び北海道へ戻った。
馬の丘では乗馬が楽しめる。対象は「小さな子供」となっているが、「心がチビッコ」であるままぱふぅも楽しんでいた。
動物王国の乗馬は曵き馬ではない。全くの初心者でも、自分自身で馬に指示を出しコントロールするというのが王国のポリシーだ。もちろん、スタッフが細かく指導してくれる。
乗馬が終わったら、馬にエサをあげよう。
東京ムツゴロウ動物王国-ラブラドールレトリバー
ラブラドールレトリバーはスポーツ万能だそうで、泳ぎながらテニスボールをくわえてくる。最大2個までくわえられるとか。

なお、東京ムツゴロウ動物王国へは、他の動物を伴っての入場はできない。
東京ムツゴロウ動物王国-乗馬
作家の畑正憲氏(愛称、ムツゴロウ)さんは生物学者としての教育も受けてきたが、愛娘を生物に深く触れさせて育てていたところ、魚を食べることも命を奪うことだとして、これを拒絶するようになってしまった。これを悩んだムツゴロウさんは、もっと生の自然に触れさせ、単なる生き物好きという弱い精神を克服させるべく、1971年(昭和46年)に東京を離れ、北海道厚岸郡浜中町にある無人島嶮暮帰島(ケンボッキトウ)に一家で移住し、クマ、イヌ、ネコ、ウマたちと一緒に生活するようになったのが動物王国のはじまりである。
東京ムツゴロウ動物王国
翌年、対岸の丘陵地帯に動物王国を開国させた。さらに、1979年(昭和54年)には標津郡中標津町にムツ牧場がオープン。2カ所を合わせて150万坪以上の面積があるが、あくまでムツゴロウさん一家の生活の場であり、長いこと公開はされていなかった。
この頃からフジテレビ系で王国を舞台にしたムツゴロウと愉快な仲間たちが断続的に放映されるようになり、いつしか王国はムツゴロウ動物王国と呼ばれるようになっていった。
2001年(平成13年)にムツゴロウと愉快な仲間たちは放映終了した。王国は北海道から移住先を探し、2004年(平成16年)3月に現在の場所への移転を決めた。
ところが、400頭以上の動物が移動すること、これらの動物には北海道の風土病である寄生虫エキノコックスの感染の可能性があるため、2004年(平成16年)に入り、東京では大反対が起きた。エキノコックスは、人間に感染すれば重い肝障害を起こすためだ。このため4月の開所が7月28日ずれ込んでしまった。
ムツゴロウさん本人の青春時代も屈折した部分があるわけだが、動物には光と影が共存するのだということを体現している王国である。
2007年(平成19年)10月18日、東京ムツゴロウ動物王国は、経営難を理由に11月25日で閉園すると発表した。年間30万人の入場者を見込んで開園したが、1年目は10万人超の入場者があったものの、いままでの合計入場者数は約30万人と伸び悩んでいた。
現在飼育している犬113匹、猫41匹、馬10頭などは中標津へ戻るそうだ。

交通アクセス

【自動車】
  • 中央自動車道八王子インター第2出口より国道16号・国道411号利用 約20分
  • 圏央道あきる野インター出口左折国道411号を右折5分
  • サマーランド駐車場利用(有料)
【電車・バス】
  • JR立川駅からJR五日市線に乗り換え、秋川駅北口、路線バス2番乗り場、またはタクシー5分
  • 京王線八王子駅中央口、路線バス3番乗り場
  • JR中央線 八王子駅北口、路線バス6番乗り場より30分

近隣の情報

(この項おわり)
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