立山トンネルトロリーバスは電気で走る

2017年9月21日撮影
立山トンネルトロリーバス
2018年8月14日 室堂ターミナル 写真:こぱふぅ
立山トンネルトロリーバスは、関電トンネルトロリーバスと並び、日本に残る最後のトロリーバスである。関電トンネルトロリーバスは、2019年(平成31年)、電気バスに変更することが決まっているので、その後は国内唯一のトロリーバスとなる。
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立山トンネルトロリーバス
2017年9月21日 写真:こぱふぅ
1971年(昭和46年)4月25日に運行開始した。
立山黒部アルペンルートのうち、立山ロープウェイの終点・大観峰駅からから室堂平までの約3.7キロを、立山の主峰・雄山(標高3,003メートル)を貫通する立山トンネル経由で10分で結ぶ。

開業当時はディーゼルエンジンで走るバスだったが、トンネル内に排気ガスが滞留することを防ぐため、1996年(平成8年)4月にトロリーバスが導入された。
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立山トンネルトロリーバス
2017年9月21日 写真:こぱふぅ
屋根の上に付いているトロリーポールが電車線に接触し、電気を受け取っている。電車のパンタグラフと同じ役割である。
トロリーバスの正式名称は「無軌条電車」であり、電車線のあるところしか走れないことから、法律上は電車に分類される。
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立山トンネルトロリーバス
2017年9月21日 写真:こぱふぅ
鉄道車両として 8000形という型式が与えられており、車体は大阪車輌工業が、足回りは三菱自動車工業が8台を製造した。
直流600Vを受電し、120kWの主動機を駆動する。VVVFインバータ制御である。
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立山黒部アルペンルート 関連

参考サイト

(この項おわり)
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