「LBT-HP200C2」で手持ちのヘッドフォンをワイヤレスに

2009年12月 購入
Bluetoothアダプタ「LBT-HP200C2」
LBT-HP200C2 は、ロジテック製の Bluetooth オーディオ・アダプタだ。3.5mmステレオ・ミニジャックを備えているので、手持ちのヘッドホンをワイヤレス化することができる。
Bluetoothオーディオ・アダプタとしては「mLink」を所有しているのだが、SCMS-T(著作権保護機能)に対応しておらず、携帯電話「SH004」の出力として使うことができなかった。こんな規格があるということは知らなかったし、SH004のマニュアルのBluetoothメッセージとして1行記されていただけだった。
やむを得ず、対応しているアダプタを購入することににした。

ちなみに、TEMCO骨伝導ヘッドセットはSCMS-T対応であった。
関連商品icon
Bluetoothアダプタ「LBT-HP200C2」
前面の大きな円形のボタンはPLAY/STOPおよび電源ON/OFF、ペアリングのために使う。
側面ボタンは音量のUP/DOWN、早送り/巻き戻し、イコライザー(Wolfson Audio Plus 3Dオーディオポジショナルテクノロジー)の設定ができる。
Bluetoothアダプタ「LBT-HP200C2」
背面には取り外し可能なクリップが付いている。
普段は、このクリップを使ってワイシャツのポケットに留めている。

充電はUSBケーブル経由で行う。本体にUSBミニB端子が備えられている。
同クラスの機種に比べて連続稼働時間が9時間と長いのは助かる。

電波の到達距離は10メートルとなっているが、部屋のどこにいても受信できる程度に感度はよい。
本体にはマイクを内蔵しており、Bluetooth対応携帯電話のヘッドセットとしてもとしても利用できる。
音楽演奏中であれば、着信ベルが割り込んで鳴るという仕様である。
mLinkの置き換え用としては満足しているが、残念な点もいくつかある。
まず、クリック感が安っぽいこと。円形ボタンを容易に押すことができてしまうので、誤って電話をコールしてしまう場合がある。
次に、エフェクトのリセットがないため、耳が慣れてしまうと、どの音質で聴いているのか分からなくなってしまうということもある。

最大の問題は、Bluetoothに SCMS-T という規格があったことである。知らなかった方が悪いのかもしれないが、調べてみると、この規格は東芝が開発した日本ローカルな規格であるようだ。
海外のBluetooth機器を購入する場合は、SCMS-T への適合有無を確認してから購入した方がいいだろう。

主要スペック

項目 仕様 コメント
Bluetooth性能 Bluetooth v2.1 準拠
Class II,最大半径10m(障害物がない場合)
SCMS-T(著作権保護機能)対応
部屋の中のどこにいても電波が届く程で感度はよい。
対応プロファイル AVRCP(Audio Video Remote Control Profile)
HFP(Hands Free Profile)Ver1.5
HSP(Headset Profile)
 
マルチペアリング 2台(オーディオプロファイル機器、ハンズフリー通話プロファイル機器、各1台とのペアリングが可能です。同じプロファイル機器の、同時ペアリングはでききない)  
オーディオ特性 周波数帯域 :20Hz~20KHz
サンプリングレート :48KHz
全高調波歪 :0.8%
SN比 :85db
イコライザーをOFFにした状態でも、低音が強い印象を受けた。
連続待受時間 約200時間
連続通話時間 約9時間 同クラスの機種に比べて長い。
外形寸法 29.5(W)×13.2(H)×50(D)ミリ iPod shuffleよりかなり大きい。
質量 17グラム
付属品 USB充電ケーブル

参考サイト

(この項おわり)
header