
東京都葛西臨海水族園 (東京都江戸川区臨海町6-2-3)は、JR京葉線・葛西公園駅下車、徒歩5分の所にある。「水族館」ではなく「水族園」というのがユニークだ。
大きな写真

(1920×1310 ピクセル, 972 Kbyte)

1989年(昭和64年)に東京都の水族館としてオープンし、2005年(平成17年)に財団法人東京動物園協会に運営が移管された。ガラス張りのドームが目印で、設計はニューヨークの MoMA 美術館も手がけた谷口吉生が担当した。
目玉は、1階から2階までぶち抜きのドーナツ型をした巨大水槽で、マグロ、キハダ、カツオなどの美味しそうな魚が回遊している。泳ぐスピードがスピードなので、カメラではブレてしまう(館内はもちろんストロボ禁止)。

厚さ22センチのアクリル板の水槽は、海水 2,200トンをたたえている。

厚さ22センチのアクリル板の水槽は、海水 2,200トンをたたえている。

このマグロは、毎年、奄美大島で捕獲したものを運んでくるそうだ。
マグロは泳ぎながらエラに水を送って呼吸をするため、泳ぎを止めた途端に呼吸が止まり死んでしまう。そこで、奄美大島から搬送する4日の間、大型タンカーに海水と共に入れ、回遊できるようにしておくそうだ。
そして、三崎漁港で陸揚げされ(やはりマグロは三崎港!?)、ここまで大型トラックで運ばれてくる。
マグロは泳ぎながらエラに水を送って呼吸をするため、泳ぎを止めた途端に呼吸が止まり死んでしまう。そこで、奄美大島から搬送する4日の間、大型タンカーに海水と共に入れ、回遊できるようにしておくそうだ。
そして、三崎漁港で陸揚げされ(やはりマグロは三崎港!?)、ここまで大型トラックで運ばれてくる。
マグロの大量死を越えて
2014年(平成26年)12月20日以降、水槽内のクロマグロやハガツオなどが、およそ100匹が死ぬという事態が発生した。
マグロの完全養殖に世界で初めて成功した近畿大水産研究所・大島実験場の沢田好史場長は、沢田場長は「本来、飼育には向かない魚で、水族園の飼育ノウハウや技術は間違いなく世界トップクラス。細心の注意を払っているからこそ。ショックだと思うがなんとか乗り越えてほしい」とエールを送った。

同じ水槽で飼育されていたサバ科のスマは2015年(平成27年)1月18日までに、ハガツオは26日に全滅した。クロマグロは2月25日に1匹が死に、残りは2匹だけとなった。

6月22日、高知県から運んできたクロマグロ約80匹を投入し、群泳展示を再開した。
8月28日、魚が水槽にぶつかるのを防ぐ黄色いテープが全てはがされ、名物が完全復活した。あらたに投入したマグロの10匹が死んだが、ほかは元気だという。

2016年(平成28年)4月7日、葛西臨海水族園は複合的な要因で大量死が起きたとする調査報告を発表した。

2016年(平成28年)8月2日、大量死を乗り越えて唯一生き残ったクロマグロ(5歳)が、水槽のアクリル板に衝突して死んだ。園で飼育されているクロマグロの平均寿命は5~6歳。このマグロは7月中旬から2週間ほどえさを食べない異変がみられていたという。
現在計98匹が展示されている。
マグロの完全養殖に世界で初めて成功した近畿大水産研究所・大島実験場の沢田好史場長は、沢田場長は「本来、飼育には向かない魚で、水族園の飼育ノウハウや技術は間違いなく世界トップクラス。細心の注意を払っているからこそ。ショックだと思うがなんとか乗り越えてほしい」とエールを送った。

同じ水槽で飼育されていたサバ科のスマは2015年(平成27年)1月18日までに、ハガツオは26日に全滅した。クロマグロは2月25日に1匹が死に、残りは2匹だけとなった。

6月22日、高知県から運んできたクロマグロ約80匹を投入し、群泳展示を再開した。
8月28日、魚が水槽にぶつかるのを防ぐ黄色いテープが全てはがされ、名物が完全復活した。あらたに投入したマグロの10匹が死んだが、ほかは元気だという。

2016年(平成28年)4月7日、葛西臨海水族園は複合的な要因で大量死が起きたとする調査報告を発表した。
- 水槽の照明の明るさにムラがあった
- 5年ぶりに確認された繁殖行動で、激しく泳いだ個体がいたことによるストレス
- ウイルスや細菌に感染したことによる体力の低下
- 水に含まれる酸素や窒素が多すぎた

2016年(平成28年)8月2日、大量死を乗り越えて唯一生き残ったクロマグロ(5歳)が、水槽のアクリル板に衝突して死んだ。園で飼育されているクロマグロの平均寿命は5~6歳。このマグロは7月中旬から2週間ほどえさを食べない異変がみられていたという。
現在計98匹が展示されている。
さまざまな魚たち


ナポレオンフィッシュは、ナポレオンの帽子を連想させることからこの名が付いたというが、ぱふぅ家ではこぱふぅに似ているとことで有名である。
ダイビングをするとよく見かけるベラの仲間で、最大のものは全長 229 センチ、体重 190 キロという記録がある。
ダイビングをするとよく見かけるベラの仲間で、最大のものは全長 229 センチ、体重 190 キロという記録がある。

ホウボウは、胸びれの一番下の軟条3対が遊離して太く発達しており、これを脚のように動かして海底を「歩く」ようにして進む。ホウボウの名は、「方々」歩き回るところから来たと言われている。
動きは癒し系だが、足のような動きをする軟条の先で味を感じることができ、砂にもぐった獲物を狩る肉食性の魚である。
動きは癒し系だが、足のような動きをする軟条の先で味を感じることができ、砂にもぐった獲物を狩る肉食性の魚である。

本館から少し離れたところに淡水生物館があり、大がかりな川の水槽にイワナやオイカワが泳いでいる。
交通アクセス
【鉄道】
- JR京葉線「葛西臨海公園駅」下車、徒歩5分
- 地下鉄:東西線「葛西駅」または「西葛西駅」下車、バス「葛西臨海公園行き」
- 首都高速道路湾岸線葛西ランプより5分
参考サイト
- 東京都葛西臨海水族園 :公式
- 下町ミニ散歩・葛西臨海水族園:ロスミナの風
- 葛西臨海水族園:工房南矢名
- 葛西臨海水族園:一眼カメラ初心者のブログ
近隣の情報
- 葛西臨海水族園でマグロの回遊を見る:ぱふぅ家のホームページ
- 東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ:ぱふぅ家のホームページ
- 舞浜駅の時計とトランプのスート:ぱふぅ家のホームページ
- 東京ディズニーシーのクリスマス:ぱふぅ家のホームページ
- 地下鉄博物館には日本初の地下鉄などが展示:ぱふぅ家のホームページ
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- 「変なホテル」東京初進出(2017年12月8日)
- 葛西海浜公園 きょう海開き(2016年7月19日)
(この項おわり)