沖縄美ら海水族館の巨大水槽でジンベイザメやマンタを見る

2005年7月22日・2023年6月23日 撮影
沖縄美ら海水族館
2023年6月24日 撮影
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(2560×968 ピクセル, 1018 Kbyte)
沖縄美ら海水族館
2023年6月23日 撮影
沖縄美ら海水族館 (おきなわちゅらうみすいぞくかん) (沖縄県国頭郡本部町字石川424番地)は、海洋博記念公園の中にあり、2002年(平成14年)11月1日にオープンした水族館だ。入場有料。
沖縄美ら海水族館の大きな写真大きな写真
(2560×1707 ピクセル, 1507 Kbyte)
沖縄美ら海水族館
2023年6月23日 撮影
水族館の名前を全国から公募し、沖縄方言で「美しい」「綺麗」という意味の「美ら (ちゅら) 」を当てた。
沖縄美ら海水族館の大きな写真大きな写真
(1920×1321 ピクセル, 1257 Kbyte)
ジンベイザメ - 沖縄美ら海水族館
2023年6月24日 撮影
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(2560×1417 ピクセル, 1768 Kbyte)
2023年6月24日 撮影
黒潮への旅」と名付けられた水槽は、高さ8.2メートル、幅22.5メートル、厚さ60センチのアクリルガラスでできており、75,000立方メートルの海水を蓄えている。このサイズで継ぎ目が全く分からないアクリルガラスの厚さがギネス世界記録に認定された。2005年(平成17年)に米ジョージア水族館が開館するまで世界最大の水族館だった。
ジンベイザメ - 沖縄美ら海水族館
2023年6月24日 撮影
約60種類の生物が泳いでおり、世界最大の魚ジンベイザメや、世界初の繁殖に成功したナンヨウマンタや、オニイトマキエイ(マンタ)が優雅に群泳する姿を見ることができる。
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(1920×1105 ピクセル, 844 Kbyte)
ジンベイザメ - 沖縄美ら海水族館
2023年6月24日 撮影
この水槽は、一部がトンネルになっている。ジンベエザメを下から見ることができるのは圧巻。性格はいたって温厚で臆病で、人が接近しても危険性は低い。
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(1920×1280 ピクセル, 994 Kbyte)
ジンベイザメ - 沖縄美ら海水族館
2005年7月22日 撮影
ジンベエザメは、すべての魚類の中で現生最大の種で、鯨類以外での最大の動物である。成長すると全長20メートル、体重は20トンに達する。扁平な形の頭部をしており、横幅が最大で1.5メートルになる大きな口の中には、細かな歯が300~350本、列をなして生えている。
ジンベイザメ - 沖縄美ら海水族館
2005年7月22日 撮影
オキアミなどのプランクトンのほか、小魚、海藻などを摂食する。海水と一緒にそれらの生物を口腔内に吸い込み、吸い込んだ水の中から微細な生物だけを濾し取り食べる。
このエサのおこぼれや寄生虫を食べる体長0.7~1メートルのコバンザメ(スズキの一種)を複数ともなって泳いでいる。
ナンヨウマンタ - 沖縄美ら海水族館
2023年6月24日 撮影
ナンヨウマンタは体の幅が4メートルに及ぶ。オニイトマキエイと同種とされていたが、2009年(平成21年)になって別種と分類された。主に沖縄以南、インド太平洋の温・熱帯海域に生息する。
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(2560×1707 ピクセル, 1565 Kbyte)
ナンヨウマンタ - 沖縄美ら海水族館
2023年6月24日 撮影
大きな体をしているが主に小さなプランクトンを餌としている。頭にあるヒレ(頭鰭)をのばして口の中に餌を流し込むようにして餌を食べる。
ナンヨウマンタ - 沖縄美ら海水族館の大きな写真大きな写真
(1920×1280 ピクセル, 907 Kbyte)
オニイトマキエイ(マンタ) - 沖縄美ら海水族館
2023年6月24日 撮影
オニイトマキエイ(マンタ)は、成長すると体の幅が約6メートルになる世界最大のエイ。外洋性で、生態や繁殖に関する知見がほとんどない。
オニイトマキエイ(マンタ) - 沖縄美ら海水族館の大きな写真大きな写真
(1920×1173 ピクセル, 951 Kbyte)
オニイトマキエイ(マンタ) - 沖縄美ら海水族館
2023年6月24日 撮影
2007年(平成19年)6月16日、マンタの雌の赤ちゃんが生まれた。体の幅は約190センチ。飼育下でマンタの繁殖に成功したのは世界初だそうだ。
だが、残念なことに、5日後の21日朝、死んでいるのが発見された。誕生直後から父親に追いかけられ、水槽の壁などにぶつかっていたという。
オニイトマキエイ(マンタ) - 沖縄美ら海水族館の大きな写真大きな写真
(1920×1430 ピクセル, 1358 Kbyte)
オニイトマキエイ(マンタ) - 沖縄美ら海水族館
2005年7月22日 撮影
2008年(平成20年)6月17日にナンヨウマンタの雄の赤ちゃんが誕生した。こちらは5年後に繁殖能力を持つ成魚となった。
マンタは魚類であるが、雌が卵を胎内で孵化させて子を産む卵胎生 (らんたいせい) によって繁殖する。母親の胎内から出てくるころには1~2メートルの大きさに成長している。
黒潮への旅 - 沖縄美ら海水族館
2023年6月24日 撮影
黒潮は、メキシコ湾流と並ぶ世界最大の海流で、海水温は平均20~30℃と温かいため、南西諸島ではサンゴ礁が発達し、沖合には多種多様な南海の生物が回遊している。
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(1920×1263 ピクセル, 853 Kbyte)
2005年7月22日 撮影
スクリーンセーバー時代の「アクアゾーン」を彷彿とさせる映像だ。
大水槽では給餌解説が行われるほか、上部から水槽を観察する「黒潮探検(水上観覧コース)」(定員制)や水槽に隣接したカフェ「オーシャンブルー」があり、座席に座ってコーヒーを飲みながら水槽を楽しむことができる。
沖縄美ら海水族館 - イノーの生き物たち
2005年7月22日 撮影
イノーの生き物たち」と名付けられたプールには、ヒトデやナマコなど、40種類ほどの浅瀬に住む生き物を直に触ることができる。ヒトデは柔らかいような硬いような、初めて体験する感触だった。座布団にするとちょうど良いのではないだろうか。
「イノー」も沖縄方言で、サンゴ礁に囲まれた浅い海を指す。
沖縄美ら海水族館 - イノーの生き物たちの大きな写真大きな写真
(1280×960 ピクセル, 533 Kbyte)
沖縄美ら海水族館 - イノーの生き物たち
2023年6月23日 撮影
小さな子どもたちが、生き物を水から引き上げていたが、スタッフから注意されていた。ほとんど動かないが、ホンモノの生き物なので、大切に扱ってあげてほしい。
沖縄美ら海水族館 - イノーの生き物たちの大きな写真大きな写真
(1920×1184 ピクセル, 703 Kbyte)
沖縄美ら海水族館
2005年7月22日 撮影
美ら海水族館は、研究機関としての新種海洋生物の発見にも貢献している。シマツノコシオリエビ、新属新種のシンカイサンゴガニのほか、小型潜水艇を使って2004年(平成16年)に石垣島沖で採取して飼育してきたイソギンチャクが新種だったと判明し、「チュラウミカワリギンチャク」と命名したことを2019年(平成31年)に発表している。

交通アクセス

【自動車】
  • 那覇空港から沖縄自動車道を利用、許田I.C.から国道58号,国道449号,県道114号:約2時間30分
  • 那覇空港から国道331号,国道58号,国道449号,県道114号:約3時間
【バス】 【タクシー】

近隣の情報

ソニービルの位置

毎年夏休み、ソニービル(東京都中央区銀座5-3-1)で「ハイビジョン沖縄美ら海水族館」が開催されている。

2015年(平成27年)7月24日(金)~9月6日(日)まで開催されるイベント「48th Sony Aquarium」では、ソニーのデジタル4Kビデオカメラレコーダー アクションカム「FDR-X1000V」をジンベエザメに取り付けて撮影した映像を交えて制作した4K撮影映像作品を、200インチのスクリーンで上映する。音声は96kHz/24bitのハイレゾリューション。
時間は11時から19時。入場や体験は無料となっている。

また、屋外のイベントスペース「ソニースクエア」には、14トンの大型水槽を設置。色鮮やかな約800匹の魚たちが泳ぎ回る。沖縄美ら海水族館で今年産まれた「ヤジブカ(サメ)」も初登場。

参考サイト

(この項おわり)
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