三崎漁港でマグロを食す

2006年11月5日 撮影
三崎口駅
連休に、マグロを食べに三崎漁港(神奈川県三浦市三崎町)へ向かった。
三崎漁港はマグロで有名だが、2002年(平成14年)の陸揚げ量は全国2位。トップは静岡の焼津漁港、3位は和歌山の勝浦漁港である。
休日以外は魚市場を見学することができる。
鮮味楽
バス停を降り、市場へ向かう道を歩きながら店を探した。入ったのは鮮味楽 (せんみらく) (神奈川県三浦市三崎5丁目5-1)。バス停からすぐの所にある。
客席は2階まであり、テーブル席も多く、子どもを連れて安心して入ることができる。
味どん
パパぱふぅままぱふぅは味どん(赤身と中トロの盛り合わせ)を、こぱふぅはまぐろ寿司(大トロ、中トロ、ビントロ、赤身、鉄火巻き、ネギトロ巻き)を注文した。東京で食べるスーパーの刺身や回転寿司と比べ、厚みの甘いマグロを食すことができた。
味どんの大きな写真大きな写真
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こぱふぅは、この日、生まれて初めて大トロを食したのであるが、赤身が一番美味しかったとのこと。ぱふぅ家の貧しい食料事情を感じる(トホホ)。
った。

かつて、トロは下品な食べ物だった。
マグロは縄文時代から食べられていたようだが、腐りやすいため、生食には適していなかった。とくにトロは腐敗しやすかったため、もっぱらツナなどの加工用だった。
1960年代以降の冷凍技術の進歩と食生活の西洋化にともない、ようやく、生食としてトロが珍重されるようになった。
1879年(明治12年)創業の吉野鮨本店(東京都中央区日本橋3-8-11)が、赤身が不漁だったときに脂身のところを買ってきて、「アブ(脂身)」としてお客さんに出したのが始まりという。お客さんと話しているうち、「口に入れたらトロっとする」ということから、トロと名付けられたという。
そういえば、子どものころ、家でトロを食べた記憶がない。赤身も半分凍っている有様だった。
マグロについては、最近、妊婦は食べすぎてはいけない(厚労省,2005)とか、乱獲で絶滅するとか、ネガティブな話が多い。
安い魚を食べたいぱふぅ家としては、第二のクジラにしてはならないと願うのであった。
三崎の特産マグロを使って日本一長い鉄火巻きを作る「第5回三崎まぐろ鉄火巻日本一寿司づくり大会」が、2010年(平成22年)4月25日、三崎下町商店街で開かれ、全長530メートルの鉄火巻きを完成させた。マグロ82kg、シャリ280kgを使用し、一般参加者1300人とスタッフ300人が約40分をかけて長い鉄火巻きを作り上げた。

交通アクセス

【鉄道+バス】
  • 品川駅から京浜急行本線・快速特急で約1時間、三崎口駅で下車。三崎港行きバスで三崎港・下車、徒歩すぐ。
【自動車】
  • 横浜横須賀道路・衣笠ICから国道134号線を南下して三崎港へ。
三崎のマグロ 関連

近隣の情報

(この項おわり)
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