科学技術館とベビーマンモス「リューバ」

2008年2月2日 撮影

ベビーマンモス「リューバ」

ベビーマンモス「リューバ」-科学技術館
2007年(平成19年)5月、西シベリアの北極圏で発見されたベビーマンモスの展示会があった。会期は2008年(平成20年)1月4日(金)~2月3日(日)。
標本そのものは丸ビル 1階のマルキューブで展示されており、世界初公開とのこと。科学技術館では慈恵医大による3次元解析作業などを知ることができた。
ベビーマンモス「リューバ」-科学技術館
このマンモスは、2007年(平成19年)5月にロシア・西シベリア北部で見つかった生後約半年の雌のマンモスである。永久凍土に圧迫されて体がやや平たくなっているものの、ほぼ無傷の状態で発見された。体重は約50キロ、体長は約120センチ。約3万6000~3万7000年(平成5012年)前のものと推定されている。
シベリア最北のヤマル・ネネツ自治区に住む猟師が、トナカイを放牧中に発見した。発見者の妻の名をとり、リューバ(Lyuba)と名付けられた。すかさず地元の博物館に通報し、発見から2日間で博物館に保管することができたという。
ベビーマンモス「リューバ」-科学技術館
リューバ東京慈恵会医科大学・高次元医用画像工学研究所に空輸され、コンピューター断層撮影(CT)による精密な3次元モデルがつくられた。
リューバの国際研究プロジェクトを引っ張る高次元医用画像工学研究所の鈴木直樹教授は、「こんな良好な個体は前例がない。傷つけてはいけないと、細心の注意を払った」と語っている。
傷の少ないマンモスは、なかなか手に入らない。永久凍土に覆われたシベリアでも、筋肉や体毛が残されたままでの発見は、過去に数例しかないという。
電子顕微鏡-科学技術館
電子顕微鏡でリューバの体毛切片を見ることができる。

パパぱふぅの学生時代、電子顕微鏡といえば一部屋を独占し、自動車の振動の影響を受けないように、早朝に写真を撮ったものだが――この電子顕微鏡は、日本海計測特機(株)の製品である。画像もデジタルだし、隔世の感がある。
マンモスの体毛-科学技術館
リューバの体毛の電子顕微鏡写真。

この他に、実体顕微鏡でマンモスとヒトの体毛を比較観察できるコーナーや、マンモスの臼歯のレプリカをつくるコーナーがある。
マンモスの体毛関連

常設展示

科学技術館
科学技術館(東京都千代田区北の丸公園2-1)は、現代から近未来の科学技術や産業技術に関する知識を広く国民に対して普及・啓発する目的で、財団法人日本科学技術振興財団が設立し、1964年(昭和39年)4月にオープンした。
開館時間は9:30~16:50、休館日は年末年始のみ。
4歳以上の子どもから入館料金が発生するが、インターネット割引券で少しだけ安くなる。
座標の部屋-科学技術館
5階の5F展示室「イリュージョンA」には、「座標の部屋」がある。中に入ると、床だけが水平で、壁・天井が大きく傾いている。
ガイドに従って仰向けになると、下半身が気持ち悪い。ヒトの平衡感覚にも錯覚が生じることが体感できる。
その他、気持ち悪い系の多いフロアである。長時間いると、具合が悪くなるかも‥‥。
君にも運べる-科学技術館
5階の5F展示室「メカ」に「君にも運べる」コーナーがある。
ステンレス製の重い球を、「てこ」「滑車」「輪軸」「斜面」「ねじ」を利用した運搬装置を使うことで、子どもの力でも運べることが体験できるというもの。
子どもがたくさん群がっており、さながら「子ども工場」といったところである。我が国が物作りの国であることを、あらためて認識させられる。
君にも運べる-科学技術館
こぱふぅは、ステンレス球をベルトコンベアで運ぶ作業に熱中している。

交通アクセス

【鉄道】
  • 東京メトロ東西線・竹橋駅下車、1b出口から徒歩7分
  • 東京メトロ東西線/半蔵門線/都営地下鉄新宿線・九段下駅下車、2番出口から徒歩7分
【バス】 【自動車】
  • 北の丸公園内駐車場(環境省所管)は3時間まで400円(乗用車)

近隣の情報

この付近でネットができる宿

(この項おわり)
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