
入場料は大人500円、高校生200円、小・中学生100円。8時から18時まで。年中無休。
西側メインゲートの前を走る国道499号のアスファルトが白くなっている部分が、かつて出島だった場所の一部。
西側メインゲートの前を走る国道499号のアスファルトが白くなっている部分が、かつて出島だった場所の一部。

当初、ポルトガル人が隔離されていたが、寛永16年に来航が禁止されたため、1641年(寛永18年)には平戸からオランダ商館が移された。以後、1859年(安政5年)にオランダ商館が閉鎖されるまでの218年間に渡り、日本で唯一、欧米への窓口の役割を果たした。

明治になり埋め立てが進み、1904年(明治37年)、その姿を消した。
東側には1986年(昭和61年)に制作された15分の1の「ミニ出島」がある。川原慶伊賀が1820年(文政3年)頃の出島を描いたとされる「長崎出島之図」を参考に再現したものである。
東側には1986年(昭和61年)に制作された15分の1の「ミニ出島」がある。川原慶伊賀が1820年(文政3年)頃の出島を描いたとされる「長崎出島之図」を参考に再現したものである。



長崎市は、1951年(昭和26年)から出島の復元事業に着手した。
1996年(平成8年)には整備計画を策定し、オランダ商館長の住居や蔵などの整備を進めてきた。
1996年(平成8年)には整備計画を策定し、オランダ商館長の住居や蔵などの整備を進めてきた。
2014年(平成26年)2月には、出島築造から400年となる2036年(令和18年)を目標に周辺の国道や路面電車の軌道などを移設、事業着手から100年目となる2050年(令和32年)までに完全復元を目指すという報告書を作成した。
北側を流れる中島側の流れを変え、国道499号線のルートを変更する必要がある。
北側を流れる中島側の流れを変え、国道499号線のルートを変更する必要がある。
交通アクセス
【鉄道】
- 長崎駅前から路面電車「正覚寺下行き」に乗り、「出島」下車、徒歩すぐ。
- 長崎駅南口から「新地ターミナル行き」に乗り、「長崎新地ターミナル」下車、徒歩過ぎ。
- 長崎駅前から「らんらんバス」で「長崎新地ターミナル」下車、徒歩過ぎ。
- 長崎自動車道「長崎IC」で降り、ながさき出島道路経由で約1分。
参考書籍
シーボルトは、江戸参府した際、和・漢・蘭・独・英語に通じた植物学者、宇田川榕菴(1798~1846年)に会う。この後、榕菴は、日本語のまだ存在しなかった学術用語に新しい造語を当てる。圧力、亜硫酸、塩、塩酸、王水、温度、還元、気化‥‥今日でも使われるこれらの用語は、すべて榕菴の造語である。
近隣の情報
- 出島と鎖国政策:ぱふぅ家のホームページ
- 出島のカピタン部屋:ぱふぅ家のホームページ
- オランダ坂は「オランダさんが通る坂道」:ぱふぅ家のホームページ
- 長崎駅と「かもめ広場」:ぱふぅ家のホームページ
- 多店舗化しない老舗ちゃんぽん店の決意(2024年2月15日)
- 長崎ランタンフェス、試験点灯で街に明かり(2024年2月9日)
- 江戸時代の模様を再現、長崎で「媽祖行列」開催(2023年2月1日)
- 長崎を彩るランタンフェスタ、試験点灯に歓声(2023年1月24日)
- 市内中心部が約1万5000個のランタンで彩られる(2023年1月19日)
- 西九州新幹線盛り上げるジオラマ、長崎駅に「かもめ」プラレールも(2022年10月7日)
- 原爆投下後の初公開写真やカラー写真(2021年8月1日)
- 多彩な素材自在に操り創作(2021年6月20日)
- 「おもしろい」を大切に長崎に「変な本屋」開店(2019年5月20日)
- どのリカちゃんと遊んだ?県美術館展に580体(2019年3月24日)
- 「若い世代に発表の場を」ぴーすマルシェ始まる(2018年3月10日)
- 長崎市でランタンフェスティバル開幕(2018年2月19日)
- 名月祝うランタン1000個(2017年10月1日)
- ながさきみなとまつり開幕(2017年8月2日)
- ランタンフェス 笑顔でパレード あんたが皇帝(2017年2月5日)
- 高校生、変面で初舞台 長崎ランタンフェスティバル開幕(2017年1月31日)
- 長崎を彩るランタン1万5000個 28日からフェス開幕(2017年1月28日)
- 古式ゆかしく孔子生誕祝う(2016年9月27日)
- 長崎・中華街で「中秋節」(2016年9月11日)
- 「ミニ出島」に模型6棟(2016年2月18日)
- 長崎彩るあかりを試験点灯 8日からランタンフェス(2016年2月8日)
(この項おわり)
現在、出島のあった場所は埋め立てられており、国指定史跡として復元している最中である。