桜島をタクシー観光

2008年7月30日・2023年3月18日・2024年3月2日 撮影
城山から桜島を望む
城山から桜島を望む 2024年3月2日撮影
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目次

桜島
桜島 2023年3月18日撮影
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桜島
桜島 2008年7月30日撮影
桜島(鹿児島県鹿児島市)は、東西約12km、南北約10km、面積約77平方キロの火山島である。1914年(大正3年)の大噴火で大隅半島と地続きになり、現在では錦江湾に突き出した大きな半島となっている。
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桜島
桜島 2008年7月30日撮影
鹿児島フェリーターミナルから見た桜島。

桜島の中核となっている御岳は、北岳(標高1,117m)、中岳(標高1,060m)、南岳(標高1,040m)の3つの火山と、多くの寄生火山から成る。
島の約85%は霧島屋久国立公園に指定されている。
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桜島フェリー

桜島フェリー
桜島フェリー 2008年7月30日撮影
桜島フェリーは、15分で鹿児島港と桜島港を結ぶ。日中は15分間隔、夜間は1時間間隔で、24時間運行している。運賃は150円と格安。
桜島側に料金箱があり、現金を入れる。合理化も徹底している。
桜島フェリーは、かつては桜島町営であったが、現在は鹿児島市営となっている。
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桜島港フェリーターミナル
桜島港フェリーターミナル 2023年3月18日撮影
2018年(平成30年)3月19日に運用開始した新しい桜島港フェリーターミナル――鉄筋コンクリート造4階建て。
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鹿児島港
鹿児島港 2023年3月18日撮影
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桜島
桜島 2008年7月30日撮影
フェリー船上から見た桜島。右の方に白い噴煙が見える。
明治時代、桜島は東桜島村と西桜島村に分かれていた。東桜島村(鹿児島市から遠い方)は1950年(昭和25年)10月に鹿児島市に合併され、西桜島村は桜島町と改名した。
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桜島
桜島 2008年7月30日撮影
島内南側から見た桜島。見る方向によって形が全く違う。

2004年(平成16年)11月の平成の大合併で桜島町も鹿児島市に合併され、桜島フェリーは鹿児島市の運営となる。⇒合併後の住所:鹿児島市
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有村溶岩展望所

有村溶岩展望所 - 桜島
有村溶岩展望所 2008年7月30日撮影
有村溶岩展望所から見た桜島。

ここで見られる溶岩は、1914年(大正3年)1月12日の大噴火で流れ出したものだ。
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有村溶岩展望所 - 桜島
有村溶岩展望所 2023年3月18日撮影
桜島の溶岩は安山岩質で、富士山三原山のものに比べると硬い。
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有村溶岩展望所 - 桜島
有村溶岩展望所 2023年3月18日撮影
大正の大噴火は1ヶ月に及び、120戸が全壊、死者58名、負傷者112名の被害を出した。噴出物の総量は2.1立方キロ(東京ドーム1,600杯分、約32億トン)で、桜島は大隅半島と地続きになった。
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有村溶岩展望所 - 桜島
有村溶岩展望所 2023年3月18日撮影
約2万5千年前の巨大噴火で形成された直径約20kmの姶良 (あいら) カルデラが、錦江湾の最奥部に相当する。その後、カルデラ南部ではじまった火山活動で桜島が形成され、1万1千年前には北岳が海上に姿をあらわした。北岳の活動は約4500年前に終息し、4000年前からは南岳が活動を開始した。
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有村溶岩展望所 - 桜島
有村溶岩展望所 2023年3月18日撮影
住民や観光客を桜島の噴石などから守るための施設として、鹿児島市は、桜島島内の主要道路沿いや展望所等に32カ所の退避壕を設置してる。
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有村溶岩展望所 - 桜島
有村溶岩展望所 2008年7月30日撮影
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湯ノ平展望所

湯ノ平展望所 - 桜島
湯ノ平展望所 2023年3月18日撮影
湯ノ平展望所は、桜島の北岳4合目、標高373mに位置し、桜島の展望所の中で最も高い所にあり、一般の人が立ち入りできる最高地点である。ここから仰ぎ見る南岳の荒々しい山肌や噴煙を上げるさまは圧巻だ。
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湯ノ平展望所 - 桜島
湯ノ平展望所 2023年3月18日撮影
眼下には鏡面のように輝く穏やかな錦江湾と鹿児島市街地が広がり、天気のよい日には、北に霧島連山、南に開聞岳が一望できる。夜景スポットでもある。
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ライオン岩・西郷岩

ライオン岩 - 桜島
ライオン岩 2008年7月30日撮影
有村溶岩展望所には、その形がライオンのように見える「ライオン岩」がある。
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西郷岩 - 桜島
西郷岩 2008年7月30日撮影
こちらは「西郷岩」――桜島溶岩なぎさ遊歩道の近くにある。
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桜島の噴石

噴石 - 桜島
噴石 2008年7月30日撮影
1980年代、桜島は再び活動期に入る。

鹿児島市役所東桜島支所の庭に展示されている噴石は、1984年(昭和59年)7月21日の爆発で降ってきたもので、大きさは1.4×1.8×1.7m、推定重量は4トン――こぱふぅと比べてもらうと、その大きさが分かるだろう。落下後2日たっても、水をかけると「シュッ」と水蒸気をあげたという。
有村町の大部分は集団移住したが、いまも数戸が残るという。
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2013年(平成25年)8月18日16時31分、桜島の昭和火口(標高約800メートル)で爆発的噴火があり、噴煙が5,000メートルの高さまで上がった。昭和火口としては1955年(昭和30年)10月の観測開始以来、最高の高さという。噴煙は南東の風に乗り、鹿児島市街地は大量降灰に見舞われた。

なお、南岳山頂火口は、1973年(昭和48年)6月1日に5,000メートル、2000年(平成12年)10月7日に5,000メートル以上を観測している。

叫びの肖像

叫びの肖像 - 桜島
叫びの肖像 2008年7月30日撮影
鹿児島市出身の長渕剛は、2004年(平成16年)8月21日、桜島に特設ステージを設け、オールナイトコンサートを敢行した。このとき、全国から約7万5千人の観衆が集まった。
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これを記念し、2006年(平成18年)3月19日、コンサート会場跡地に記念碑「叫びの肖像」 が建てられた。高さは3.4メートル有り、ともかく大きい。
叫びの肖像は、重さ50トンの溶岩を東京まで運び、八王子市在住の彫刻家・大成浩が製作したもの。製作資金は、ファンや地元有志の寄付で賄われたという。
長渕剛 ALL NIGHT LIVE IN 桜島関連

桜島溶岩なぎさ遊歩道

桜島溶岩なぎさ遊歩道 - 桜島
桜島溶岩なぎさ遊歩道 2008年7月30日撮影
桜島溶岩なぎさ遊歩道から鹿児島市街を臨む。
かつて、この一帯は海で、高さ20m、周囲500mの烏島という無人島があった。大正の大噴火で流れ出した溶岩は海を埋め立て、烏島を飲み込んでしまった。
海を隔てた1つの島が溶岩で埋もれてしまう現象は非常に珍しいもので、1951年(昭和26年)に記念碑が建てられた。
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桜島ビジターセンター

桜島ビジターセンター - 桜島
桜島ビジターセンター 2008年7月30日撮影
桜島ビジターセンター(鹿児島市桜島横山町1722番地29)には、桜島の自然や歴史に関する展示解説がある。個々で予習してから桜島観光した方がいいだろう。年中無休、入場無料。
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月読神社

月読神社 - 桜島
月読神社 2008年7月30日撮影
フェリーターミナルの近くに月読神社(鹿児島市桜島町横山1722-8)がある。
元々、赤水地区にあった神社だが、大正の大噴火で被災したため、1940年(昭和15年)に移転したものである。

月読 (ツクヨミ) は、伊邪那岐 (イザナギ) が最後に生んだ三姉弟 天照 (アマテラス) 素戔嗚 (スサノオ) の一人で、夜を統べる神である。
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桜島
桜島 2008年7月31日撮影
錦江湾北部(隼人町付近)から見た桜島――海に浮いているのは、ハマチやカンパチを養殖しているイカダである。
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鹿児島~桜島(有村溶岩展望所): 14.8キロメートル(徒歩で約3時間42分、車で約25分)

鹿児島フェリーターミナルから桜島フェリーに乗船、約15分で桜島に到着。島内はタクシーで観光。
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近隣の情報

(この項おわり)
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