桜島をタクシー観光

2008年7月30日 撮影
桜島
桜島(鹿児島県鹿児島市)は、東西約 12km、南北約 10km、面積約 77 平方キロの火山島である。1914 年(大正 3 年)の大噴火で大隅半島と地続きになり、現在では錦江湾に突き出した大きな半島となっている。
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桜島
鹿児島フェリーターミナルから見た桜島。

桜島の中核となっている御岳は、北岳(標高1,117m)、中岳(標高1,060m)、南岳(標高1,040m)の 3 つの火山と、多くの寄生火山から成る。
島の約 85%は霧島屋久国立公園に指定されている。

桜島フェリー

桜島フェリー
桜島フェリーは、15 分で鹿児島港と桜島港を結ぶ。日中は 15 分間隔、夜間は 1 時間間隔で、24 時間運行している。運賃は 150 円と格安。
桜島側に料金箱があり、現金を入れる。合理化も徹底している。

桜島フェリーは、かつては桜島町営であったが、現在は鹿児島市営となっている。
桜島
フェリー船上から見た桜島。右の方に白い噴煙が見える。

明治時代、桜島は東桜島村と西桜島村に分かれていた。東桜島村(鹿児島市から遠い方)は 1950 年(昭和 25 年)10 月に鹿児島市に合併され、西桜島村は桜島町と改名した。2004 年(平成 16 年)11 月の平成の大合併で桜島町も鹿児島市に合併され、桜島フェリーは鹿児島市の運営となる。⇒合併後の住所:鹿児島市
桜島
島内南側から見た桜島。見る方向によって形が全く違う。

約 2 万 5 千年前の巨大噴火で形成された直径約 20km の姶良 (あいら) カルデラが、錦江湾の最奥部に相当する。その後、カルデラ南部ではじまった火山活動で桜島が形成され、1 万 1 千年前には北岳が海上に姿をあらわした。北岳の活動は約 4500 年前に終息し、4000 年前からは南岳が活動を開始した。

有村溶岩展望所

有村溶岩展望所-桜島
有村溶岩展望所から見た桜島。

ここで見られる溶岩は、1914 年(大正 3 年)1 月 12 日の大噴火で流れ出したものだ。

桜島の溶岩は安山岩質で、富士山三原山のものに比べると硬い。
桜島
大正の大噴火は 1 ヶ月に及び、120 戸が全壊、死者58 名、負傷者112 名の被害を出した。噴出物の総量は 2.1立方キロ(東京ドーム 1,600 杯分、約 32 億トン)で、桜島は大隅半島と地続きになった。

ライオン岩・西郷岩

ライオン岩-桜島
有村溶岩展望所には、その形がライオンのように見える「ライオン岩」がある。
西郷岩-桜島
こちらは「西郷岩」――桜島溶岩なぎさ遊歩道の近くにある。

桜島の噴石

噴石-桜島
1980 年代、桜島は再び活動期に入る。

鹿児島市役所東桜島支所の庭に展示されている噴石は、1984 年(昭和 59 年)7 月 21 日の爆発で降ってきたもので、大きさは 1.4×1.8×1.7m、推定重量は 4 トン――こぱふぅと比べてもらうと、その大きさが分かるだろう。落下後 2 日たっても、水をかけると「シュッ」と水蒸気をあげたという。
有村町の大部分は集団移住したが、いまも数戸が残るという。⇒荒れる桜島南岳 噴石降らす
2013 年(平成 25 年)8 月 18 日 16 時 31 分、桜島の昭和火口(標高約 800 メートル)で爆発的噴火があり、噴煙が 5,000 メートルの高さまで上がった。昭和火口としては 1955 年(昭和 30 年)10 月の観測開始以来、最高の高さという。噴煙は南東の風に乗り、鹿児島市街地は大量降灰に見舞われた。

なお、南岳山頂火口は、1973 年(昭和 48 年)6 月 1 日に 5,000 メートル、2000 年(平成 12 年)10 月 7 日に 5,000 メートル以上を観測している。

叫びの肖像

叫びの肖像-桜島
鹿児島市出身の長渕剛は、2004 年(平成 16 年)8 月 21 日、桜島に特設ステージを設け、オールナイトコンサートを敢行した。このとき、全国から約 7 万 5 千人の観衆が集まった。
これを記念し、2006 年(平成 18 年)3 月 19 日、コンサート会場跡地に記念碑「叫びの肖像」 が建てられた。高さは 3.4 メートル有り、ともかく大きい。
叫びの肖像-桜島の大きな写真大きな写真
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叫びの肖像は、重さ 50 トンの溶岩を東京まで運び、八王子市在住の彫刻家・大成浩が製作したもの。製作資金は、ファンや地元有志の寄付で賄われたという。
長渕剛 ALL NIGHT LIVE IN 桜島関連

桜島溶岩なぎさ遊歩道

桜島溶岩なぎさ遊歩道-桜島
桜島溶岩なぎさ遊歩道から鹿児島市街を臨む。

かつて、この一帯は海で、高さ 20m、周囲 500m の烏島という無人島があった。大正の大噴火で流れ出した溶岩は海を埋め立て、烏島を飲み込んでしまった。
海を隔てた 1 つの島が溶岩で埋もれてしまう現象は非常に珍しいもので、1951 年(昭和 26 年)に記念碑が建てられた。

桜島ビジターセンター

桜島ビジターセンター-桜島
桜島ビジターセンター(鹿児島市桜島横山町1722番地 29)には、桜島の自然や歴史に関する展示解説がある。個々で予習してから桜島観光した方がいいだろう。年中無休、入場無料。

月読神社

月読神社-桜島
フェリーターミナルの近くに月読神社(鹿児島市桜島町横山 1722-8)がある。
元々、赤水地区にあった神社だが、大正の大噴火で被災したため、1940 年(昭和 15 年)に移転したものである。

月読 (ツクヨミ) は、伊邪那岐 (イザナギ) が最後に生んだ三姉弟 天照 (アマテラス) 素戔嗚 (スサノオ) の一人で、夜を統べる神である。
桜島
錦江湾北部(隼人町付近)から見た桜島――海に浮いているのは、ハマチやカンパチを養殖しているイカダである。
鹿児島~桜島(有村溶岩展望所): 14.8 キロメートル(徒歩で約 3 時間42 分、車で約 25 分)

鹿児島フェリーターミナルから桜島フェリーに乗船、約 15 分で桜島に到着。島内はタクシーで観光。
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(この項おわり)
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